【試合戦評】炎獅子ユニホームを身にまとい、8得点を奪った埼玉西武が後半戦初勝利

パ・リーグ インサイト

2017.7.21(金) 00:00

昨日はリーグ首位の楽天を相手に本拠地で劇的なサヨナラ勝利を収めた北海道日本ハム。昨日の勢いそのままに着実に連勝を積み重ねて巻き返しを図りたい。今日の先発は5月21日以降、2か月間勝利から遠ざかっているメンドーサ投手。持ち味の打たせて取る投球で自らとチームの勝利を引き寄せたい。

対する埼玉西武は、今日から「ライオンズフェスティバルズ2017」の炎獅子ユニホームを着用し、本拠地での3連戦に臨む。後半戦はまさかの3連敗スタート。今日の試合で初勝利をつかむべく前回登板で完封勝利を挙げた菊池投手が先発マウンドへ。前回登板と同様に相手を翻弄する投球で、自身2年連続となる2桁勝利に王手をかけられるか。

試合は序盤から積極的に動く。まずは1回裏の2死から埼玉西武の3番・浅村選手が北海道日本ハム・メンドーサ投手の高めに浮いた初球を振り抜き、打球は右翼席へ一直線。浅村選手の5年連続2桁を記録する今季10号ソロで埼玉西武が先制に成功する。

その直後の2回表、北海道日本ハムは先頭の5番・岡選手が敵失で出塁すると、盗塁を決めて2塁に進む。2死3塁となり、8番・石井一選手が左中間方向へ適時打を放ってすぐさま試合を振り出しに戻す。

同点に追い付かれた埼玉西武が中盤に7得点を奪う猛攻を見せる。4回裏に3者連続四球で満塁とし、7番・外崎選手の右前適時打で2点を追加。5回裏には1死1,2塁から4番・メヒア選手が右前適時打を放ち1点を追加。続く5番・中村選手が飛距離十分な中犠飛を放ち、さらに1点。5対1と北海道日本ハムを突き放し、先発・菊池投手を助ける大きな追加点を挙げる。

6回表に菊池投手がドレイク選手の一打などで2点を失って5対3と追い上げられるも、直後の6回裏に秋山選手の中前適時打と3番・浅村選手の2点適時二塁打で再び8対3。北海道日本ハムを大きく突き放す。

北海道日本ハムが8回、9回と1点ずつを奪って追い上げを見せるも、埼玉西武が3点のリードを保ってゲームセット。8安打で8得点と、打線が効率的に得点を重ねた埼玉西武が逃げ切り、本拠地で後半戦初勝利を挙げた。

埼玉西武は今日から始まった「ライオンズフェスティバルズ2017」の初戦で鮮やかな勝利をつかんだ。明日は7月10日に続き連勝を目指す多和田投手が登板。大胆に攻める投球と、今日のような打線の奮起で連勝を狙う。

一方、敗れた北海道日本ハムの明日の先発マウンドには、今季初先発の白村投手が上がる。今日の試合の終盤で見せた追い上げの勢いで白村投手をアシストし、上昇気流をつかむ勝利を挙げたい。

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