井上選手が球団日本人5年ぶり快挙。千葉ロッテが2桁得点でお株を奪う

パ・リーグ インサイト

2018.9.8(土) 18:54

千葉ロッテマリーンズ・井上晴哉選手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・井上晴哉選手(C)PLM

9月8日、メットライフドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテのカード2戦目は、13対9という大味なスコアで千葉ロッテが勝利。16安打13得点と埼玉西武のお株を奪い、壮絶な打撃戦を制した。なお、千葉ロッテ4番の井上選手が、球団日本人では2013年の井口監督以来となる20本塁打に到達した。

試合は序盤から壮絶な打撃戦が展開された。1回表、埼玉西武先発・十亀投手から、角中選手、鈴木選手、田村選手が適時打を放ち、千葉ロッテが計5得点。2回表にも、井上選手の20号3ランで追加点を挙げ、試合序盤2イニングスで8対0と大量リードを奪う。

しかし、直後の2回裏、千葉ロッテ先発・ボルシンガー投手が突如崩れ、埼玉西武打線が爆発した。中村選手の適時打を皮切りに押し出し四球などもあって4点を返すと、2死満塁から4番・山川選手が37号同点満塁弾。何とこの回だけで一挙8得点を挙げ、8対8と試合を振り出しに戻した。

さすがの破壊力を見せ付けた埼玉西武は、4回裏、中村選手の適時打で勝ち越しに成功するが、昨夜逆転負けを喫している千葉ロッテも意地を見せた。5回表、平沢選手の適時二塁打で再度同点とすると、6回表に7番・藤岡裕選手が勝ち越しの犠飛。試合中盤で2桁得点に乗せ、1点リードを握る。

そして、10対9で迎えた8回表には、先頭の角中選手、井上選手、鈴木選手の3連打で2点を加え、岡選手がダメ押し打。リード4点に広げる。4回までに9失点を喫した投手陣も、6回以降は益田投手、松永投手、唐川投手と無失点リレーをつなぎ、9回裏は守護神・内投手が無失点で抑えて試合終了。

埼玉西武と千葉ロッテのカード2戦目は、16安打13得点と打線が奮起した千葉ロッテが、13対9で打撃戦を制した。

試合を制した千葉ロッテは、主砲・井上選手がチームの日本人打者としては5年ぶりとなる20本塁打に到達するなど、3安打3打点の活躍。中村選手、鈴木選手も猛打賞を記録し、先発全員安打の16安打で大量得点を奪った。

敗れた埼玉西武は、山川選手の満塁弾などで8点差を追い付いたが、中継ぎ陣が踏ん張れず。リーグ2位・福岡ソフトバンクとのゲーム差は、再び「4」に縮まった。

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