センターフライかと思った打球が…左腕ロドン「かっ飛ばされてしまった」
エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)の敵地ホワイトソックス戦で第2打席に勝ち越しの19号3ランを放ち、城島健司氏(2006年、マリナーズ)が持つメジャー1年目の日本人選手の最多本塁打記録(18本)を更新した。この日は4打数1安打3打点1四球の活躍で5-2での勝利に貢献。詰まらせながらもセンターに柵越えを許した相手左腕カルロス・ロドン投手も「ホームランになるなんて思わなかった」と愕然の様子で振り返っている。MLB公式サイトが報じた。
我が目を疑う一撃だった。1-1で迎えた3回1死一、二塁の第2打席で、大谷はロドンの94マイル(約151キロ)のファストボールをフルスイング。内角高めのボール球に打球は詰まっていたはずだった。
だが、高く上がったフライはセンター方向に驚きの伸びを見せる。今季フェンス側でスーパーキャッチを見せてきたアダム・エンゲル外野手は完璧なタイミングで大ジャンプ。だが、打球とともにグラブもスタンドイン。衝撃的なホームランとなった。
「ホームランになるなんて思わなかった」
記事によると、ロドンはこう振り返ったという。外野フライと確信したが、センターオーバーの柵越え弾に。大谷にとって左腕から2本目の本塁打。今季19号を献上したロドンは驚きを隠しきれず、打球を見つめながらマウンドで悔しさのあまりにグラブを噛んだ。大谷自身も試合後に「ちょっと詰まっていたので、風次第かなと思って走っていたんですけど、入ってくれてラッキーだったなと思います」と認めていた。
「デカくてパワーもある男だから、かっ飛ばされてしまった。アダムはよく走ってくれた。あんなキャッチを以前も決めていたけれど、全部は捕れないね」
これで今季6勝5敗ながらも、防御率3.11と好投を続けているロドンは記事の中でこう振り返っている。スーパーキャッチ寸前だったエンゲルを称えつつ、身長193センチで規格外のパワーを誇る大谷に素直に脱帽していた。
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