昨日の試合は、加藤選手の殊勲打で千葉ロッテがオリックスにサヨナラ勝ち。連休最終日にZOZOマリンスタジアムに詰め掛けた多くのファンに、劇的な勝利を届けた。今カード2戦目となる今日の試合の先発は、千葉ロッテが唐川投手、オリックスが松葉投手である。
唐川投手は、前回登板のオリックス戦で8回途中2失点(自責1)の好投を見せ、4勝目を挙げた。さらに今季はオリックス戦で3試合に登板し、2勝0敗、防御率0.81という好成績。その相性の良さを発揮して、今日も好投を見せたい。対する松葉投手は、前回登板で唐川投手と投げ合い、6回途中3失点で敗れている。吉田正選手の復帰によって厚みを増した打線の力を借りてリベンジを果たし、カードの勝敗を五分に戻したい。
初回、唐川投手は2者連続三振を含む3者凡退。その裏の松葉投手も走者こそ出すものの、後続を断って無失点で切り抜ける。2回もともに無失点に抑え、両先発投手は安定した立ち上がりを見せた。
唐川投手が若月選手へ投じた投球が危険球となり、3回表の途中で降板。急きょ東條投手が1回1/3、有吉投手が5回表からの2イニングスを任されたが、オリックス打線を抑えて得点を許さない。一方の松葉投手は序盤に2安打を浴びて以降は、3回裏から3イニングス連続で3者凡退という好投。両チームのスコアボードには6回表まで「0」が並び、試合は長くこう着状態が続く。
ようやく試合が動いたのは6回裏だった。先頭の中村選手が二塁打を放ち、続く吉田選手が犠打を成功させて1死3塁の好機を呼び込むと、1番・伊志嶺選手が松葉投手の直球を三遊間にはじき返す。ついに千葉ロッテが先制点を奪い、試合の均衡を破った。
勢い付いた千葉ロッテ打線は、7回裏にも攻勢を仕掛ける。2死から6番・ペーニャ選手と、7番・細谷選手が連打で出塁し、続く中村選手が死球を受けて2死満塁の好機を作る。ここで代打・福浦選手が左翼手の頭を越える走者一掃の適時二塁打。この回3点を追加して、千葉ロッテが試合終盤に4点のリードを握った。
7回表からは今季初登板の南投手、8回表からは大谷投手、最終回は内投手が登板。3イニングスで1安打も許すことなくリードを守り切り、試合はそのまま4対0で千葉ロッテが勝利した。
先発の唐川投手が3回途中で降板したため、2番手の東條投手は緊急登板となったが、3回表2死1塁から4回表までを落ち着いて投げて無失点。この好救援が光り、千葉ロッテ投手陣はオリックス打線を相手に2安打完封リレーを果たした。3番手として登板した有吉投手が、うれしいプロ初勝利。チームも昨日のサヨナラ勝ちの勢いそのままに、今日の試合も勝利。ここからの巻き返しへ向け、後半戦を連勝でスタートした。
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