9月7日、メットライフドームで行われた埼玉西武と千葉ロッテの第20回戦は、中盤以降に打線がつながった埼玉西武が勝利。先発した菊池投手は7回4失点と苦しみながらも11勝目を手にした。

試合序盤は点の取り合いに。まずは2回表、4番の井上選手が安打で出塁し暴投の間に2塁へ進むと、1死から6番・清田選手が左前適時打で1点を先取するが、続く2回裏に埼玉西武が7番・栗山選手の6号ソロですぐさま同点に追い付く。

しかし続く3回表に岡選手の右線二塁打から好機を作り、平沢選手の犠飛で勝ち越し。さらに5回表には平沢選手に3号2ランが飛び出しさらに2点を追加。千葉ロッテが菊池投手を攻め立てて4対1と3点のリードを握る。

首位としての意地を見せたい埼玉西武は6回裏、打線が千葉ロッテの先発・二木投手を捉える。まずは先頭の源田選手が安打で出塁すると、すかさず盗塁を決めて得点圏に進む。そして1死3塁から山川選手が適時打、続く中村選手も安打を放って二木投手をノックアウト。2番手として上がった唐川投手から森選手が四球を選び1死満塁の好機を演出すると、2死から代打・メヒア選手が同点の2点適時打。埼玉西武打線がつながりを見せ4対4と中盤で試合を振り出しに戻す。

続く7回裏、2死2塁から3番・浅村選手が左前適時打を放って勝ち越し。埼玉西武が2イニングス連続で得点を挙げて5対4に。この試合初のリードを奪うと、8回から継投へ。8回表から0.2回を野田投手、0.1回を平井投手が無失点リレーでつなぐと、8回裏にさらに5点を追加。9回表は増田投手が登板しそのまま試合終了。埼玉西武と千葉ロッテの第20回戦は10対4で埼玉西武が勝利を収めた。

勝利した埼玉西武は先発の菊池投手が7回4失点と苦しみながらも11勝目。打線が中盤以降に得点を重ねて逆転勝利を収めた。敗れた千葉ロッテは打線が相手チームのエースから4得点を挙げるも、投手陣が踏ん張れず。痛い敗戦となった。