9月6日、ほっともっと神戸で行われたオリックスと東北楽天の第21回戦は、エース・則本投手の8回無失点の好投が光った東北楽天が、4対0で完勝。約1カ月ぶりとなるカード勝ち越しを決めた。
試合はオリックス先発・東明投手と、東北楽天のエース・則本投手による投手戦となった。序盤は両チームのスコアボードに0が刻まれるスピーディーな展開。4回表、島内選手が先制の適時打を放って東北楽天がリードしたが、以降8回まで1対0の攻防が続く。
1点の援護を得た則本投手は、支配的な投球を見せた。150キロ超の直球と落差のあるフォークを主体に、8回までに5者連続三振を含む14奪三振、無失点。相手打線を手玉に取り、わずかなリードを死守する。
追いかけるオリックスは、東明投手が6回途中1失点で降板すると、山田投手、近藤投手、澤田投手がそれぞれ無失点に抑えて1点ビハインドを維持するが、野手陣が反撃の糸口をつかめない。
東北楽天1点リードのままで迎えた9回表。ここを無失点に抑えて裏の攻撃につなげたいオリックスだったが、東北楽天打線が猛攻を仕掛ける。先頭の山崎選手から田中選手、銀次選手、島内選手、ウィーラー選手の5者連続安打で計3得点。オリックス5番手の黒木投手が1死も取れず、東北楽天のリードは4点に広がった。
9回裏のマウンドには、則本投手の後を受けた松井投手が上がり、オリックス打線を3者凡退に抑えてゲームセット。オリックスと東北楽天の第21回戦は、4対0で東北楽天が完封勝利した。
試合を制した東北楽天は、エース・則本投手が8回120球、被安打4、奪三振14、与四死球2、無失点の好投で今季7勝目。チームも約1カ月ぶりのカード勝ち越しを決めた。敗れたオリックスは先発・東明投手が試合を作るも、打線が散発4安打、無得点に抑え込まれ、連敗を喫した。
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