ファンも待ち望んでいる登板の瞬間。千葉ロッテ・岩下投手の登場曲が『Over ture』のワケ

パ・リーグ インサイト 岩下雄太

2018.9.5(水) 17:20

千葉ロッテマリーンズ・岩下大輝投手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・岩下大輝投手(C)PLM

今、12球団で最も盛り上がる場面と言っていいかもしれない。本拠地・ZOZOマリンスタジアムでの登板時の登場曲として千葉ロッテ・岩下大輝投手が使用している欅坂46の『Over ture』が話題を呼んでいる。

この登場曲が流れると、千葉ロッテファンが音楽に合わせて「オ~オ~オ~」の大合唱で岩下投手を送り出し、球場全体が大きな盛り上がりを見せる。SNS上でも「みんなで歌うとカッコいい」、「凄く良かった!!」と好評だ。

岩下投手は「最近それしか聞かれていないです(笑)」とファンだけでなく、多くの記者たちからも注目を集めているようだ。

『Over ture』を登場曲に選んだ理由について岩下投手は「歌自体を聞かない派なので、基本はなんでも良いと思っていました」とのことだが、「たまたま欅さんのアルバムを買ったときに、最初にこれが良いなと思いました」と教えてくれた。

岩下投手の登場曲は、ファンも盛り上がりやすいということに加え、一度聞いただけで耳に残るという特徴がある。ファンが盛り上がることも考えて選んだのかと問いかけてみると、岩下投手は「横浜DeNAの山崎さんの登場曲がかっこいいなと思ったので、そういう理由で選んだのかもしれないです」と、“ヤスアキJUMP"でおなじみの横浜DeNA・山崎康晃投手の登場曲を参考にしたという。

阪神・藤川球児投手の『every little thing every precious thing』(LINDBERG)、横浜DeNA・山崎康晃投手の『Kernkraft400』(Zombie Nation)などが球場内に流れると、独特な空間が作られ、ファンは大声援を送り、選手は気持ちを高める。

「次に僕が心に響く曲が出てくるまで変えないと思います」と話す岩下投手もポジションを確立し、一軍のマウンドで2、3年活躍すると、藤川投手、山崎投手のような球場全体を支配する日がやってくるかもしれない。

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パ・リーグ インサイト 岩下雄太

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