8月31日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと埼玉西武のカード初戦は、見事な投手リレーで1点を守り切った埼玉西武が1対0で勝利。先発の菊池投手は7回無失点の好投で今季10勝目を挙げた。
なお、今月18試合目のマウンドに上がったオリックスの3番手・山田投手は、月間登板数のプロ野球タイ記録をマークしている。
試合は緊迫した投手戦となった。オリックス・ディクソン投手、埼玉西武・菊池投手の両先発とも、得点圏に走者を背負いながら要所を締める力投。4回まで、スコアボードには0が刻まれた。
その均衡を破ったのは埼玉西武だった。5回表、1死2塁から9番・炭谷選手が先制適時打。エースをリードする女房役が6月8日以来の打点を記録し、待望の1点をもぎ取る。
わずか1点ながら援護をもらった菊池投手は、7回まで無失点というエースらしい投球で、オリックスの反撃を許さず。8回から後を受けた埼玉西武投手陣も、無失点リレーをつなぐ。そのオリックスも6回から継投に入り、近藤投手、山田投手、比嘉投手、黒木投手の4投手が、8回まで追加点を許さない完璧なリレーを見せた。
そんな投手陣の好投に応えたいオリックスは、1点を追う8回裏、1死満塁と一打逆転の好機を作るも、5番・中島選手が併殺に倒れて得点ならず。9回表も澤田投手が無失点リリーフを見せたが、サヨナラが期待された9回裏はヒース投手の前に抑え込まれて試合終了。オリックスと埼玉西武のカード初戦は、1対0で埼玉西武が逃げ切り勝ちを収めた。
勝利した埼玉西武は、先発の菊池投手が7回無失点の好投で今季10勝目。炭谷選手が挙げた1点を守り切って接戦を制した。敗れたオリックスは投手陣が奮闘するも、打線が再三の好機を生かすことができず。完封負けを喫した。
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