【試合戦評】先発・西投手が8回1失点の好投。オリックスが13安打8得点の猛攻でカード勝ち越しを決める。

パ・リーグ インサイト

2017.7.11(火) 00:00

昨日の試合では、吉田正選手の先制2ランを含む11得点を挙げたオリックスが北海道日本ハムに快勝。前半戦最後のカードを勝ち越しで終わり、後半戦へ向けて勢いを付けるのはどちらのチームになるだろうか。

昨夜に続く勝利を狙うオリックスは、西投手をマウンドへ送る。前回の登板では8回144球の熱投を見せたものの、白星を手にすることはできなかった。今日もしっかり試合を作り、昨日同様の味方の援護を待つ。対する北海道日本ハムの先発は斎藤佑投手だ。7月1日のファームでの登板では、5回1安打無失点の好投を見せている。今季2勝目に向けて、粘りの投球を披露したい。

昨日の勢いそのままに、1回裏からオリックス打線が斎藤佑投手を捉える。1番・駿太選手が二塁打で出塁し、2番・大城選手が犠打を決める。2死3塁としたところで、4番・ロメロ選手が適時打を放ち、オリックスが幸先よく1点を先制する。

2回裏も、オリックス打線が斎藤佑投手に襲い掛かった。1死から7番・T-岡田選手と8番・小島選手の連打で1,3塁とすると、斎藤佑投手の悪送球で1点を加点する。なおも1死2,3塁の場面で、1番・駿太選手が右中間を破る適時三塁打を放ち、さらに2点を加えた。この回3得点を奪い、オリックスが序盤からと大きなリードを得た。

3回裏にも、1死から6番・マレーロ選手がフェンス直撃の二塁打で出塁すると、続くT-岡田選手の適時打でまずは1点。なおも2死2,3塁としたところで、1番・駿太選手がこの試合2本目となる適時三塁打を放ってさらに2得点。この回も3点を奪い、オリックスが点差を7点に広げた。

序盤から大きなリードを許し、何とか得点を奪いたい北海道日本ハムが意地を見せる。4回表、先頭の西川選手が四球を選び、1死から3番・中田選手が安打を放つ。そして2死1,3塁の場面で5番・田中賢選手が、1,2塁間を破る適時打。ベテランの一打で、北海道日本ハムがようやく1点を返す。

しかし、4回裏に再びオリックスが加点する。1死から4番・ロメロ選手がバックスクリーンに飛び込む16号ソロ。1点を追加したオリックスが再びリードを7点に戻した。

4回表に1点を失った西投手であったが、許した得点はこの1点のみ。8回を投げ切り、被安打5、奪三振7、与四球1、失点1で北海道日本ハム打線を抑え込んだ。試合は早いイニングで試合の主導権を握ったオリックスが、8対1北海道日本ハムを下した。敗れた北海道日本ハムは投打ともに振るわなかった。

昨日の試合に続き、大量リードを得たオリックスがカード勝ち越しを決めた。明日の試合でも打線の好調を維持し、後半戦へ向けて弾みを付けたいところだ。北海道日本ハムはこれで、3カード連続の負け越しとなってしまった。後半戦に悪い流れを持ち込まないために、明日の試合は何としても勝利したい。

明日の先発はオリックスが金子千尋投手、北海道日本ハムが今季初登板となる大谷選手。好投手同士の投げ合いを制するのはどちらのチームになるか、注目だ。

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