【試合戦評】先発・山崎福投手がプロ初完封。吉田正選手の先制2ランなどで2桁得点を奪ったオリックスが北海道日本ハムに完勝

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2017.7.10(月) 00:00

「マイナビオールスターゲーム2017」前最後のカード、オリックス対北海道日本ハムの第12回戦。先発はオリックスが山崎福投手、北海道日本ハムが浦野投手である。山崎福投手は中継ぎで結果を残し、5月20日から先発を任されたが、2試合の先発登板で白星を挙げることはできなかった。1カ月以上ぶりの一軍マウンドで、貪欲に結果を求めたいところだ。対する浦野投手は、前回の登板で5回途中4失点(自責2)。5月19日に今季3勝目を挙げて以来勝ち星が遠ざかっているが、自身3連勝を飾った5月のような投球を見せてほしい。

初回、山崎福投手はいきなり無死1,2塁のピンチを招くが、後続を打ち取り無失点。一方、その裏の浦野投手には、早速好調のオリックス打線が襲い掛かった。

1番・駿太選手が安打で出塁し、続く大城選手が犠打を決め、1死2塁の好機を作る。ここで打席に入ったのは、昨日一軍に復帰したばかりで即、決勝打を放った3番・吉田正選手だ。浦野投手の2球目をフルスイングすると、打球は京セラドーム大阪の5階席に軽々と到達。今季第1号が先制点を奪う特大2ランとなった。続くロメロ選手もソロを放ち、チームが誇る大砲2人の2打席連続弾で、オリックスが3点の先制に成功した。

さらに3回裏にも、オリックス打線が容赦なく浦野投手を攻め立てる。1死から3番・吉田正選手と、4番・ロメロ選手が四球を選び、続く小谷野選手が安打を放って1死満塁の好機を呼び込む。ここで6番・マレーロ選手が適時打を決め、2点を追加。5回裏にも敵失で2点を奪って、スコアは7対0に。試合中盤で、オリックスが北海道日本ハムを突き放した。

7回裏にも、9番・若月選手、1番・駿太選手、2番・大城選手の3連続適時打でダメ押しの4点を追加したオリックスが、結果的に11対0で北海道日本ハムに完勝した。

オリックスの先発・山崎福投手は立ち上がりこそ不安定だったものの、3回表からは北海道日本ハム打線を2イニングス連続で3者凡退に抑えて、6回表には2番・松本選手、3番・中田選手、4番・レアード選手を3者連続三振。最終的に9回を投げて被安打7、奪三振8、与四球1、無失点という成績で、文句なしのプロ初完封勝利を挙げた。

打っては11安打11得点の猛攻。駿太選手、吉田正選手、小谷野選手の3人がマルチ安打を記録し、吉田正選手、マレーロ選手、若月選手がそれぞれ2打点をマークした。これでオリックスは2試合連続、相手チームを0点に抑えての快勝。前半戦最後のカード勝ち越しに向けて、これ以上ないスタートを切った。

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