4勝&15本塁打はベーブ・ルース以来、メジャー史上3人目
今季ここまで15本の本塁打を放っているエンゼルスの大谷翔平投手。27日(日本時間28日)の本拠地ロッキーズ戦では中越えの3ランを放ち、ベーブ・ルース以来、メジャーリーグの長い歴史において3人目となるシーズン4勝、15本塁打という偉業を達成した。
この本塁打も、今や大谷の“代名詞"とも言える左中間に突き刺さる豪快な一発だったが、二刀流のスターがセンター方向への打球に関してメジャートップの成績を残していることが明らかになった。MLB公式サイトのデータ解析システム「スタットキャスト」を担当するデビッド・アドラー記者がツイッターでこうレポートした。
「昨晩のホームランからアップデート。ショウヘイ・オオタニは依然としてセンター方向への打球の打率と長打率でMLBトップ。打率は.523、長打率は1.092」
同氏は大谷の中堅方向における特筆すべきデータを紹介。さらに、大谷の今季ヒットの分布図も示している。ホームランはセンター方向と左中間が最も深い独特な構造のエンゼルスタジアムで、15本中11本がセンター方向に、さらにヒットもセンター方向に数多く放っている。
各球団は大谷の打席でセンター方向を締める特殊なシフトを敷く場面が多いが、まさにデータ通り。逆方向への強烈な当たりも増えてきたが、大谷のセンター方向への強さはルーキーイヤーでメジャーの頂点に君臨している。
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