3ボール2ストライクからの6球目、空振り三振に斬ったのはカーブ
エンゼルスの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、本拠地でのロッキーズ戦に代打で出場した。この日、ロッキーズの先発は左腕のフリーランドだったため、二刀流右腕は2試合ぶりのベンチスタート。出番は1点ビハインドの9回1死、マルテの代打として巡ってきた。
ロッキーズの抑え右腕デービスと対戦した大谷は3ボール2ストライク、フルカウントからの6球目に投じられた右腕のナックルカーブにバットが空を斬り空振り三振に倒れた。チームも1点差で敗れ、再び借金5となった。
ここまで代打として打率.333の好成績を残していた大谷。2本塁打も放っており、一発出れば同点の場面だったこともあり、ロッキーズバッテリーも大谷には十分に警戒したよう。試合後、ロッキーズの正捕手クリス・アイアネッタが、打席に大谷を迎えた9回1死の場面を振り返った。
「彼は本当に優秀な打者だから、良い投球をしないといけないね。色んなコースに投げ分けて、同じところに投げ続けないようにしたよ」と語るアイアネッタ。初球、ボールとなったが、内角低めのカットボールから入ると、ストレートとカットを内角中心に集めて3ボール2ストライクに。最後は、この打席で初めて見せるナックルカーブだった。
「彼は若いけど、驚異的な打者として長い間プレーしているんだ」とアイアネッタ。大谷の打者としての活躍を認めているからこそ厳しい攻めを展開し、狙い通りに打ち取ったようだ。
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