【試合戦評】先発・唐川投手が8回途中2失点の好投。打っては中村選手が3安打3打点。千葉ロッテがカード勝ち越し

パ・リーグ インサイト

2017.7.8(土) 00:00

昨日の試合では、オリックスのルーキー・山岡投手が8回1失点と好投したものの、打線が奮わず、千葉ロッテに惜敗した。これで3連敗となってしまったオリックスは、連敗脱出に向け松葉投手を先発へ送る。松葉投手は6月24日に千葉ロッテ戦に登板し、7回1失点と好投を披露しているだけに、チームの悪い流れを断ち切ることが期待される。一方の千葉ロッテの先発は唐川投手。今季はオリックス戦2試合に登板し、防御率が0.60と相性が良い。今日の試合でもその相性の良さを生かせるか注目したい。

初回、松葉投手は四球で走者を背負うものの、後続を抑えて無失点で切り抜ける。その裏、唐川投手は直球とカーブを低めに制球し、オリックス打線を3者凡退に抑える。

試合が動いたのは2回裏。落球により4番・ロメロ選手が2塁まで出塁し、続くマレーロ選手のゴロの間に進塁。思わぬ形で先制の好機をつかむと、1死3塁から6番・中島選手が犠飛を成功させ、オリックスは無安打で1点を先制する。

先制を許した千葉ロッテだったが、先発の唐川投手は3回裏から5回裏まで3イニングス連続の3者凡退を披露。好投する唐川投手を援護したい千葉ロッテ打線は、5回表、先頭の中村選手が二塁打で出塁し、続く加藤選手が犠打を決めて1死3塁とすると、松葉投手の暴投の隙に3塁走者が生還。同点に追い付き、試合を振り出しに戻した。

6回表も、先頭打者の三木選手が安打で出塁し、続く鈴木選手が犠打を決めて1死2塁の好機を作る。ここで、7月の打率が.462をマークするなど好調の4番・パラデス選手が勝ち越しの適時打。さらに5番・井口選手が四球を選び、なおも2死1,3塁の場面から7番・中村選手も適時打を放ち、これでスコアは3対1。千葉ロッテがリードを2点に広げた。

オリックスは直後の6回裏に、1死から代打・小田選手が四球で出塁すると、1番・駿太選手がチーム初となる安打を放ち、1死1,3塁の好機を作る。続く小島選手の内野ゴロの間に3塁走者が生還して1点を挙げるが、後続は抑えられ、この回での同点、逆転はならなかった。

8回表には中村選手が今日3打点目となる2点適時三塁打を放ち、9回表には三木選手の適時打でオリックスを突き放した千葉ロッテが、6対2で勝利。今カードの勝ち越しを決めた。千葉ロッテの先発・唐川投手は7回1/3を投げ、被安打2、奪三振6、与四球2、失点2の好投を見せ、今季4勝目を挙げた。今季不調だった中村選手も3安打3打点の活躍。今日がチーム浮上のきっかけになる勝利となることを期待したい。

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