8月26日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと東北楽天の3連戦最終戦は、北海道日本ハムが序盤に積み重ねた得点を死守し、僅差の展開を逃げ切った。
初回、北海道日本ハムの先発・マルティネス投手は先頭打者に四球を許すも、無失点で立ち上がる。
対する東北楽天の先発・塩見投手は3者凡退に抑える上々の立ち上がりを披露する。
試合が動いたのは2回裏、1死からレアード選手が四球を選ぶと、6番・清宮選手が二塁打を放ち、1死2,3塁と好機を演出。ここで鶴岡選手が中前へ適時打を放ち北海道日本ハムが幸先良く2点の先制に成功。さらに3回裏、大田選手の二塁打などで1死3塁の好機を迎えると、4番・中田選手がきっちり犠飛を放ち1点を追加。北海道日本ハムが3対0と序盤にリードを広げる。
なおも4回裏、先頭の清宮選手が2打席連続の二塁打を放つと、7番・鶴岡選手が中前へ適時打を放ち1点を追加。この回も黄金新人の一打を起点に得点を奪い、リードを4点に広げた。
反撃したい東北楽天は6回表、代打・山下選手、西巻選手の安打で2死1,3塁の好機を作ると、3番・島内選手が左前へ2点適時二塁打を放ち、2対4。ここまで好投を続けていた北海道日本ハム・マルティネス投手をようやく捉え、点差は2に。やや東北楽天に流れが傾きつつある展開の中、試合は終盤の攻防に突入する。
東北楽天に傾きかけた流れを北海道日本ハムの救援陣が止めた。7回表を鍵谷投手が3人で仕留めると、8回表を宮西投手が無失点に抑える。そして9回表は前回登板、そして22日の登板でも打ち込まれた浦野投手がマウンドへ。先頭の島内選手に安打を放たれたものの、後続をきっちり仕留めて無失点。見事リベンジを果たし、4対2で北海道日本ハムが勝利。本拠地で7カードぶりの勝ち越しを決めた。
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