二木が8回2死まで完封ペースも…拙守で逆転許す、指揮官は「風は相手も同じ」
終盤の8、9回で勝ち切れない今季の千葉ロッテを象徴する試合だった。千葉ロッテは24日のオリックス戦に1-3で逆転負け。3連敗で、対オリックス戦も4連敗となった。
先発の二木は8回2死まで完璧な投球。5回にディクソンから放った田村のチーム初安打となる適時三塁打の1点を守り、2試合連続完封も目前かに見えた。しかし、二木は代打マレーロの中前打から一気に3失点。最大17メートルの強風もあってか、右翼・平沢がロメロの右飛を落球するなど2度の守備ミスも加わった。
9回に抑えの増井を攻め、1死一塁で鈴木が右中間二塁打。2点差で角中が強引に突っ込んだものの本塁でアウトとなり、根元の左前打、田村の四球で満塁と見せ場を作ったが、代打・福浦は左飛に倒れた。
「後半いい形にしたが、前半から見せていかないと。初回からの入りが甘い。クリーンアップが打てないし、一斉に沈んでいる。風は相手も同じ」と井口監督。立ち上がり、風でフォームのバランスを崩したディクソンに、四球、死球で1死一、二塁としながら、井上、角中が連続三振で先制点を奪えなかったことも響いた。
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