【試合戦評】序盤にリードを広げた埼玉西武がカード勝ち越し。6回1失点の好投を見せた野上投手が今季5勝目

パ・リーグ インサイト

2017.7.4(火) 00:00

昨夜の試合では中村選手の本塁打など15安打11得点で連敗を5で止めた埼玉西武。今日の先発は今季の北海道日本ハム戦で18イニング3失点と得意としている野上投手。相性の良さを今日も見せ付け、今季5勝目を狙う。対する北海道日本ハムの先発は加藤投手。前回登板で5回途中5失点と試合を作ることができなかった反省を生かし、チームを勝利に導きたい。

試合は初回から活発に動く。まずは先頭の秋山選手が安打で出塁。後続が打ち取られて2死2塁となるも、4番・中村選手が左翼席に飛び込む18号2ランを放ち、埼玉西武が幸先良く先制に成功する。さらに2回表、先頭のメヒア選手に左翼席上段に飛び込む14号ソロが飛び出し、1点を追加。3回表にも3番・浅村選手の適時打で1点を加えて序盤から4対0とし、試合の主導権をがっちりと握る。

4点をリードされた北海道日本ハムは4回裏。西川選手の四球と田中賢選手の安打などで1死1,3塁の好機を作ると、レアード選手の打席で前出の2者が重盗を決め、西川選手が本塁に生還。1点を返し1対4とする。

1点を失った野上投手だが、持ち味の打たせて取る投球で6回を89球、奪三振5、被安打2、与四球1、1失点の好投を披露。7回から中継ぎ陣に後を託す。

野上投手の後を受け、7回は牧田投手、8回はシュリッター投手、9回は増田投手と自慢の救援陣が北海道日本ハム打線の反撃を寄せ付けず、このまま試合は4対1で埼玉西武が勝利。連勝でカード勝ち越しを決めた。

上位2チームが勝利を収めており、上位浮上を狙う埼玉西武にとって今日の勝利は非常に大きいものになった。昨日、今日と2試合連続で打線が2桁安打を放っており、この勢いでカード3連勝を狙いたい。一方、敗れた北海道日本ハムは新外国人のドレイク選手が来日初安打を放つなど、攻守で活躍を見せたが連敗を喫し、カード負け越しが決まった。明日は移動日となり、木曜日に札幌ドームで変則3連戦の3戦目が行われる。本拠地のファンの前で連敗を止めたいところ。

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