8月21日、静岡で行われた北海道日本ハムと福岡ソフトバンクのカード初戦は、10対5で福岡ソフトバンクが勝利。初回から猛攻を見せて一度もリードを譲らず、上位の北海道日本ハムを相手に大勝を収めた。

試合は初回から激しい動きを見せる。1回表、北海道日本ハム先発・有原投手からグラシアル選手が適時打を放ち、福岡ソフトバンクが先制に成功。その後も連打でつなぎ、この回一挙3点を奪った。

流れは福岡ソフトバンクに行ったかのように思えたが、北海道日本ハムも2位の意地を見せる。その裏、1番・淺間選手が福岡ソフトバンク先発・東浜投手の直球を捉えると、続く西川選手も適時打を放つ。先制を許した北海道日本ハムが、2対3とあっという間に1点差に迫った。

その後は、両先発とも走者を出しつつ無失点に抑える粘りの投球。しかし、試合中盤の5回表に福岡ソフトバンクが大攻勢を仕掛けた。この回1死から3番・グラシアル選手が来日初となる本塁打。さらに柳田選手、松田選手が連打でつなぐと、6番・中村晃選手が11号3ランを放ち、福岡ソフトバンクがこの回一挙5得点。スコアを8対2とし、リードを大きく広げた。

7回表にも、7番・長谷川勇選手の安打と相手のミス、9番・牧原選手の適時打で2桁得点に乗せた福岡ソフトバンク。大量リードを許した北海道日本ハムは、7回裏に6番・清宮選手の2号2ラン、8回裏に4番・中田選手の22号ソロで反撃を見せるも、最大8点ビハインドをひっくり返すことはできず。

福岡ソフトバンクの5点リードで迎えた9回裏、マウンドに上がった石川投手は、無死2,3塁とピンチを招くも、最後は鶴岡選手を打ち取って試合終了。北海道日本ハムと福岡ソフトバンクのカード初戦は、10対5で福岡ソフトバンクが勝利した。

福岡ソフトバンクは、先発の東浜投手が7回途中3失点で降板した後も中継ぎ陣が踏ん張り、一度もリードを許さず。大量得点でカード初戦をものにした。