8月21日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天とオリックスのカード初戦は、ペゲーロ選手の17号ソロで勝ち越した東北楽天が、6対5で接戦を制した。
先制したのは東北楽天だった。3回裏、オリックスの先発・K-鈴木投手から、4番・枡田選手がバックスクリーンへ3号3ランをかっ飛ばす。さらに2死から6番・ウィーラー選手が8号ソロを放ち、序盤から4点を奪った東北楽天が、早々と試合の主導権を握った。5回裏にもウィーラー選手が適時二塁打を放ち、5対0とリードを広げる。
しかし、5点のリードを許したオリックスも意地を見せた。6回表、4番・吉田正選手の適時打と5番・T-岡田選手の犠飛で2点を返す。さらにその後、7番・安達選手に適時三塁打、8番・小田選手に適時二塁打が飛び出し、一挙5得点。東北楽天・則本投手を攻め、連打で試合を振り出しに戻した。
ところが直後の6回裏。先頭のペゲーロ選手が17号ソロを左中間席中段に叩き込み、東北楽天がすぐさま勝ち越しに成功する。先発・則本投手は、7回途中5失点で勝ち投手の権利を持って降板し、その後を受けた中継ぎ陣は1点リードを守るべく奮闘。高梨投手、青山投手と無失点でつなぎ、東北楽天1点のリードのまま、試合は最終回へ。
最終回のマウンドには守護神・ハーマン投手が上がり、オリックス打線を3者凡退に打ち取って試合終了。東北楽天とオリックスのカード初戦は、1点リードを守り切った東北楽天が、6対5で勝利した。
先発の則本投手は苦しみながらも、7月5日以来、1カ月半ぶりとなる6勝目。打線もウィーラー選手、ペゲーロ選手の両外国人に本塁打が飛び出し、良い形でカード初戦をものにした。
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