昨日の試合は、松田選手のプロ通算200号を含む3発の本塁打を放った福岡ソフトバンクが北海道日本ハムに快勝。首位・楽天とのゲーム差を1まで縮めた。このまま首位奪取と行きたい福岡ソフトバンクの今日の試合の先発は、怪我からの復帰後初の一軍登板となる武田投手。一方の北海道日本ハムの先発は、5月10日を最後に勝ち星に恵まれていない加藤投手だ。今日こそ1ヶ月以上ぶりの勝利を手にすることができるか。
初回は、両投手ともに走者は出すものの、後続を断って無失点に抑える上々の立ち上がりを見せる。試合が動いたのは2回裏。2死から7番・川島選手がバックスクリーンへの3号ソロを放つと、続く甲斐選手も右翼席中段に飛び込む2試合連続の3号ソロ。2者連続の本塁打が飛び出た福岡ソフトバンクが2点を先取し、早くも試合の主導権を握る。
先制点を奪われた北海道日本ハムだったが、直後の3回表に反撃を開始する。先頭の清水選手が安打で出塁し、続く中島卓選手が犠打を決めると、1番・西川選手の四球と敵失が絡み1死満塁の絶好機が訪れる。ここで3番・中田選手が、31イニングぶりの得点となる2点適時打。同点に追い付くと、続くレアード選手が四球を選び、なおも1死満塁の場面で、5番・田中賢選手が勝ち越し適時打。スコアは3対2となり、北海道日本ハムが逆転に成功する。
逆転を許してしまった福岡ソフトバンクは、3回裏から再び攻撃を仕掛ける。先頭の中村晃選手が右翼フェンス直撃の三塁打を放ち、続く今宮選手はゴロに倒れるものの、3番・柳田選手が犠飛。1安打で同点に追い付くと、4回裏には、2死2塁から8番・甲斐選手が適時二塁打を放ち、福岡ソフトバンクが1点のリードを奪う。
逆転したい北海道日本ハムは、5回表、1死から4番・レアード選手が四球で出塁する。2死1塁となるものの、6番・大田選手が安打でつないで2死1,2塁とすると、7番・石井一選手に代わって代打・大谷選手が登場。大谷選手はこの起用に応えるように適時打を放ち、北海道日本ハムは4対4の同点に追い付く。
追い付かれた福岡ソフトバンクは、5回裏に2番・今宮選手の左翼席下段に飛び込む4号ソロでスコアを5対4とし、再び逆転に成功する。
6回、7回と両チーム無得点で迎えた8回表、1死から西川選手が安打で出塁する。内野ゴロの間に2塁に進むと、2死2塁の場面で3番・中田選手が中堅手の頭の上を越える適時二塁打を放ち、またもや同点に追い付く。
その裏、先頭のデスパイネ選手が左翼のテラス席に飛び込む19号ソロを放ち、福岡ソフトバンクがリードを奪う。このリードを9回表に登板した守護神・サファテ投手が守り切り、試合は6対5で福岡ソフトバンクが勝利した。
これで、福岡ソフトバンクは今カードの勝ち越しを決めた。明日の予告先発は松本裕投手。プロ初の中4日での登板となる。対する北海道日本ハムの先発はメンドーサ投手。5月28日の福岡ソフトバンク戦で登板した際は、6回1/3を投げて5失点を喫した。苦手としているチームを相手に一矢報いることができるのか期待したい。
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