埼玉西武の中村剛也選手は8月だけで8本の本塁打を放っている。特に4日の北海道日本ハム戦から5試合連続本塁打を放つなど、ゾーンに入れば簡単にはその勢いは止まらず、現役最多6度の本塁打王に輝いたスラッガーが調子を上げている。
埼玉西武の月間最多本塁打記録は、2001年4月、2002年8月に15本塁打を放ったカブレラ氏によるものだ。中村選手はこのペースで本塁打を量産していくと、月間本塁打数は15本。カブレラ氏による記録に並ぶ計算になり、再び量産体制に入れば上回る可能性すらある。
球団記録更新に期待がかかる中村選手だが、過去に2008年8月、2010年9月、2011年9月、2014年8月に月間11本塁打を放った経験がある。10年前の2008年は8月の8試合で6本塁打を放ち、2014年8月は20日以降だけで6本塁打。8月22日と23日の北海道日本ハム戦で、2試合連続複数本塁打を放った。
今季は8月4日から10日まで6試合連続本塁打を放っている中村選手は、過去11本塁打を記録した2008年、2014年8月などを振り返ってみても、固め打ちで本塁打を放つ傾向にある。8月も中盤を迎えたが、この調子を維持し球団記録の月間15本塁打を塗り替えることはできるだろうか。
●埼玉西武の月間最多本塁打
カブレラ 15本(2001年4月、2002年8月)
●NPB月間最多本塁打
バレンティン 18本(2013年8月)
記事提供: