福岡ソフトバンク武田が6回に逆転許し惜敗。工藤監督「もったいなかった」

Full-Count 藤浦一都

2018.8.16(木) 22:20

福岡ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】
福岡ソフトバンク・工藤監督【写真:藤浦一都】

またも打線が藤平を攻めきれず

■東北楽天 3-2 福岡ソフトバンク(16日・ヤフオクドーム)

福岡ソフトバンクは16日、最下位東北楽天を相手に先発・武田翔太が6回に逆転を許して1点差負け。デスパイネをスタメンから欠いた打線も機能しなかった。

武田が勝てない。今季は「完封か炎上か」と言われてきたが、この日は7回3失点と試合は作った。それでも今宮健太の勝ち越し弾の直後に、四死球絡みで逆転を許すなど粘り切ることができなかった。

工藤公康監督も「あの回(逆転を許した6回)だけというか、もったいなかったという気がしますね。いいところに投げようというか、ボール球で(打ち取ろう)という意識が強すぎたんでしょうね」とため息交じりに語った。

この日は内川聖一が登録抹消となり、前日猛打賞のデスパイネがスタメンから外れた。工藤監督はデスパイネのスタメン落ちについて「コンディショニング的なもの。バッティング練習が終わってから決めました。代打で出たのでそんなに大きなことではない」と説明。

その打線が東北楽天の先発・藤平を打ちあぐねた。「最初に変化球を見せられて、途中からストレートを混ぜながらね。最初に変化球を見せられた分、まっすぐに遅れていた。うまく攻められたかなと思います」と指揮官。

これで藤平に対しては2試合14イニング1/3で2得点と大苦戦。ホームでの東北楽天戦はこの日が最後となったが、仙台での対戦はまだ5試合を残している。藤平と三たび対戦する可能性もあるだけに、何らかの対策は必要になってくる。

カードに勝ち越したとはいえ、もったいない負けで3タテを逃した。工藤監督は「また次のカードでしっかり戦えるようにしていきます」という言葉を残して、報道陣の輪から抜けていった。

記事提供:Full-Count

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