初回に先制点許すも、8回途中まで6安打2失点
■東北楽天 3-2 福岡ソフトバンク(16日・ヤフオクドーム)
東北楽天が逆転勝ちで連敗を2で止めた。16日、敵地ヤフオクドームでの福岡ソフトバンク戦。1点ビハインドの6回に銀次の適時打、今江の犠飛で逆転に成功すると、先発の藤平が8回途中まで2失点の粘投で3勝目をマークした。
試合後、平石洋介監督代行は「よくしっかり修正してくれた。アイツらしく粘り強く投げてくれた」と好投の右腕を称えた。
初回、先頭の牧原に内野安打を許すと、茂木の悪送球と犠打、中村晃の犠飛で1点を失った。2回以降も毎回のように走者を背負ったものの、点は与えず。
5回に今宮にソロを浴びたものの、8回途中まで6安打2失点にまとめた。指揮官は「追いついた後の今宮の失投はもったいなかったけど、あそこだけ」と称えた。
先発ローテ候補として期待されながら、なかなか状態が上がらず、5月13日のオリックス戦から3か月弱、ファーム暮らしが続いた。1軍復帰戦となる8月9日の北海道日本ハム戦で7回無失点と好投して2勝目をマークし、これで再昇格後は2戦2勝となった。
平石監督代行も「藤平は将来、これまでのエースに並ぶ存在にならないといけない。戻ってきて彼らしい姿が出てきた。戻ってきてくれて良かった」と話し、19歳右腕の復調を喜んだ。
5回2死二塁でウィーラーが中前適時打、6回1死満塁からは銀次の左前適時打、今江の右犠飛と数少ないチャンスで3点を奪ってひっくり返した。連敗を止め、「この1勝は大きい。苦しいのは分かっているけど、まだ望みはある」と指揮官は語った。
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