【試合戦評】先発・岸投手が8回無失点の好投。楽天が完封リレーで首位固め

パ・リーグ インサイト

2017.6.25(日) 00:00

北海道日本ハムが東映フライヤーズのユニフォームを着用し試合に臨むレジェンドシリーズ第3戦。昨日の試合では延長の末、11回表にウィーラー選手の勝ち越し弾が飛び出し楽天が白星を挙げた。カード勝ち越しを懸けた今日の先発は、楽天が岸投手、北海道日本ハムが16日ぶりの登板となる浦野投手である。

初回、楽天打線がいきなり攻勢を仕掛ける。1番・島内選手が四球で出塁し、続くペゲーロ選手が安打でつなぐと、敵失もあり無死2,3塁の好機が訪れる。ここで、「三番に起用していただいて、その期待に応えたかった」と語る聖澤選手の先制適時打により、楽天が1点を先取。さらに、相手バッテリーのミス、銀次選手の犠飛もあり3点の先制に成功する。

初回以降は両チームともに走者は出すものの得点は奪えず、スコアボードには0が並ぶ。試合が再び動いたのは5回表。先頭の島内選手が四球で出塁し、3番・聖澤選手の犠打で2死2塁とすると、4番・ウィーラー選手が安打を放ち、2死1,3塁と好機を拡大する。この場面で、5番・銀次選手が甘く入った初球を逆方向へ打ち返す適時打を放ち、点差を4点に広げて北海道日本ハムを突き放す。

さらに8回表にも押し出し死球、2番・ペゲーロ選手の適時打で2点を追加した楽天が、6対0で北海道日本ハムに完封勝利を決めた。先発の岸投手は、序盤は走者を背負いながらの投球だったが、中盤以降は本来の投球を取り戻し、8回を投げて被安打5、与四球2、奪三振8、無失点で今季6勝目を挙げた。

敗れた北海道日本ハムはこれで、2カード連続の負け越しとなってしまった。今日の試合ではバッテリー間での悪送球が2つと、守備のミスからの失点が目立った。これから勝ち星を積み重ねていくためにも守備の改善が今後の課題となるだろう。

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