元木大介監督率いる日本代表チームが大会3連覇
米ミズーリ州で開催された「カル・リプケンU12世界少年野球大会」で優勝し、大会3連覇を飾った日本代表チームが12日(日本時間13日)、エンゼルス大谷翔平投手を表敬訪問した。
今大会の指揮を執った元巨人の元木大介監督と一緒にエンゼルスタジアムを訪れ、大谷が2点タイムリーを放った姿に歓喜の声を上げた。
大谷の名前が入ったTシャツを着た子供たちがスタンドから声援を送った。子供たちと一緒に観戦した元木監督は「最後ヒットを打って、立ち上がって拍手をしていた」と、その興奮ぶりを語った。試合後、子供たちは大谷と対面。
「(ニュースを)ネットで見ていて、優勝したことは知っていました。おめでとうございます。これからも野球を頑張ってください」と直接メッセージを送られたというが、元木監督は「子供たちは頭に入ってないんじゃないかな。舞い上がっちゃって」と笑った。
決勝戦を終えてホテルに戻ったのは夜11時。そこから束の間の休息を取り、深夜3時にはホテルを出発し、ロサンゼルス行きの飛行機に乗って、午後1時開始のデーゲームに間に合った。
強行スケジュールとなったが、「夏休みのすごくいい日になった。優勝できて、大谷選手に出会えたっていうのは、すごくいい記念で、野球人生の1ページになったんじゃないですか」と興奮する子供たちの気持ちを代弁した。
監督初就任で優勝したことについて「ホッとしてます。子供たちが一生懸命頑張ってくれた。厳しい試合もあったんだけど、逆転してくれたり。子供たちには試合が終わってからも『ありがとう、お前たちのおかげだよ』って言いました」と笑みを浮かべる。
子供たちは大谷の体の大きさに圧倒されながらも、喜びを隠しきれず。「みんなの目が輝いていたし、球場では見せない顔だから、やっぱり来てよかった」という元木監督は、「ハードなスケジュールを忘れさせてくれる。感謝です」と、最後まで感謝を忘れなかった。
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