8月12日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテの一戦は、延長10回裏に中島選手の一打が飛び出したオリックスがサヨナラ勝利。接戦をものにして同一カード3連勝を飾った。
千葉ロッテ・種市投手、オリックス・東明投手による今季初登板の両先発で始まった一戦。初回は両投手が危なげない投球を見せ無失点と、落ち着いた立ち上がりを見せる。
先に試合を動かしたのはオリックスだった。2回表に1死1,3塁のピンチをしのいで迎えた裏の攻撃、5番・伏見選手がチーム初安打となる中前打で出塁し1死1塁とする。ここで打席に入った6番・白崎選手に移籍後初本塁打となる1号2ランが飛び出し、オリックスが2点を先制。2回を終えて2対0とオリックスがリードを取った。
援護をもらったオリックス・東明投手はキレのある変化球を武器に打者を翻弄し、6回73球を投げて無四球、無失点と好投。対する千葉ロッテ・種市投手も、プロ初登板の緊張感を感じさせない投球で3回以降はスコアボードにゼロを並べ、2対0とオリックスがリードしたまま試合は中盤の6回を終える。
逃げ切りを図るオリックスは、7回表を2番手・山田投手が1イニングを3者凡退に抑えると、8回表は3番手・岩本投手がスコアボードにゼロを刻み流れを渡さず。オリックスが2対0とリードを保ったまま、試合は最終回の攻防に突入する。
9回表、オリックスのマウンドには4番手・山本投手が上がる。しかし、連打と四球で2死満塁のピンチを背負うと、7番・安田選手に痛恨の適時打を浴び2失点。ゴールデンルーキーのプロ初安打が貴重な同点打となり、千葉ロッテが土壇場で同点に追い付いた。
延長10回表、オリックスは前日に先発したローチ投手をマウンドに送る。来日初の救援登板となった右腕だが、9番から始まる千葉ロッテの攻撃を3者凡退に打ち取り、チームに流れを呼び込む。するとその裏、千葉ロッテの5番手・岩下投手に対し2死から安打、四球で1,2塁の好機を作ると、3番・中島選手が値千金の適時打を放ち、3対2でオリックスが見事サヨナラ勝利。約2カ月ぶりとなる同一カード3連勝を飾った。
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