今季初登板対決を制するのは復活を期する右腕か。それともプロ初登板初先発の若鴎か。

パ・リーグ インサイト

2018.8.12(日) 09:30

千葉ロッテマリーンズ・種市篤暉投手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・種市篤暉投手(C)PLM

8月12日、京セラドーム大阪で行われるオリックスと千葉ロッテのカード最終戦。11日に行われたカード2戦目はオリックスが終盤に逆転し、そのまま逃げ切った。この勢いでオリックスが同一カード3連勝となるか。それとも千葉ロッテが上位追撃へ向けて、連敗を止めるのか。12日の試合の見どころを挙げていく。

【今季対戦成績】
オリックス→10勝8敗1分け、千葉ロッテ→8勝10敗1分け

【オリックス】東明投手 一軍登板なし
【千葉ロッテ】種市投手 一軍登板なし

オリックスの先発は2017年6月14日以来の登板となる東明投手だ。2015年には2桁10勝を記録した右腕も、16年、17年と2年連続で右肘を手術し、昨季もわずか3試合の登板にとどまっている。今季はファームで11試合に登板しており、本来の投球を取り戻しつつある。12日の試合では16年3月30日以来の白星を挙げられるかに注目だ。

オリックス打線では主砲・吉田正選手に期待したい。11日の試合では無安打に終わったものの、逆転につながる四球を選びチームの勝利に貢献。千葉ロッテ戦では打率.349、5本塁打を記録しており、パ・リーグ5球団のなかで最も相性が良い。その相性の良さを生かしてチームを勝利に導きたいところ。

千葉ロッテの先発はプロ初登板初先発となる種市投手だ。16年ドラフト6位で千葉ロッテに入団した高卒2年目の若手右腕は、150キロを超す直球とフォークを駆使して三振を奪う投球が持ち味。12日の登板でも持ち味を生かしてプロ初先発初勝利を狙いたい。

打者の注目は正捕手の田村選手を挙げたい。今季のオリックス戦は19試合に出場し、11打点をマーク。パ・リーグの他球団との試合での打点が3点前後であることを考えても、この11打点という数字は非常に優秀だ。直近の傾向から、8番での出場が予想される田村選手。プロ初登板の右腕のリードに集中するだけでなく、バットでもチームをもり立てたい。

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