8月11日、楽天生命パークで行われた東北楽天と埼玉西武の一戦は、序盤、中盤と得点を重ねた埼玉西武が10対0で快勝。先発・ウルフ投手に始まる完封リレーもあり、6カード連続の勝ち越しで60勝に到達した。
試合序盤、埼玉西武がいきなり攻勢を仕掛ける。1回表、1番・秋山選手の中前打に2番・源田選手が死球で続き無死1,2塁とすると、3番・浅村選手が左翼席に23号3ランを運んで先制に成功。さらに2回表も、この回からマウンドに上がった2番手・近藤投手を攻め立て、2本の適時打と犠飛で3点を追加し、2回を終えて早くも6対0と試合の主導権を握った。
埼玉西武の先発・ウルフ投手は丁寧に低めを突く投球で楽天打線を翻弄。6回までに10個のゴロアウトを奪うなど持ち味を発揮し、楽天打線に得点を与えない。
埼玉西武打線は、ウルフ投手の好投に応えるようにその後も得点を重ねる。5回表、1死から外崎選手が安打を放つと、すかさず盗塁で2塁へ。この場面で7番・中村選手が適時打を放つと、2死2,3塁となって打席に立った1番・秋山選手が猛打賞となる適時打を放ってさらに2点を追加する。さらに6回表には、4番・山川選手の31号ソロで1点を加えた埼玉西武。6回を終えてスコアを10対0とし、東北楽天を突き放した。
ウルフ投手が7回88球を投げ無失点と先発の役割を果たすと、8回裏は2番手・相内投手がマウンドへ。力強い速球を武器に、3者連続三振を奪って1イニングを無失点に抑え、埼玉西武が10対0とリードを保ったまま、試合は最終回に突入する。
迎えた9回裏、埼玉西武のマウンドには新外国人のマーティン投手が上がる。先頭の2番・茂木選手には死球を与えたものの、落ち着いて後続を打ち取り試合終了。投打の噛み合った埼玉西武が10対0と東北楽天を圧倒し、3連戦の勝ち越しを決めた。
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