【試合戦評】中田選手の2本塁打4打点の活躍で北海道日本ハムが快勝。谷元投手は通算100ホールド到達

パ・リーグ インサイト

2017.6.23(金) 00:00

北海道日本ハムは、今日から行われる3連戦を「レジェンドシリーズ2017」と題し、球団初の日本一に輝いた東映フライヤーズの復刻ユニフォームで戦う。歴史を作ったユニフォームをまとって試合に臨み、不調のチーム状況を上向かせることができるか。先発は北海道日本ハムがメンドーサ投手、楽天が今季2試合目の登板となる安樂投手である。

初回、両先発投手が順調な立ち上がりを披露し、試合は序盤からこう着状態に陥った。ようやく試合が動いたのは4回裏。先頭の西川選手が安打で出塁すると、続く4番・中田選手が低めに来た直球を捉えて、「1打席目に打ち損じていたから、何とか打ったろうって思っていた」と語る9号2ランを放つ。試合中盤で、北海道日本ハムが貴重な先制点を挙げる。

しかし直後の5回表。1死から9番・嶋選手が四球を選び、1死1塁の場面で1番・島内選手が右中間席に7号2ランを放って、試合を振り出しに戻す。その後も2番・ペゲーロ選手が安打で出塁し、3番・ウィーラー選手も四球を選んで好機を演出すると、2死1,2塁で5番・銀次選手が外野の間を抜ける適時打。この回3点を奪い、楽天が一気に逆転に成功した。

楽天の1点リードで迎えた5回裏。先頭の中島卓選手が安打で出塁し、続く大田選手のゴロの間に進塁。2死から3番・西川選手と4番・中田選手が連続で四球を選んで2死満塁の絶好機を作ると、5番・レアード選手が左翼線を抜ける2点適時二塁打を放つ。これでスコアは4対3となり、北海道日本ハムが再び逆転に成功した。

さらに7回裏にも、先頭の大田選手が「前の3打席でなかなかバットが振れなかったので、思い切っていきました。ちょっと詰まり気味でしたけれど、入って良かったです」と語る9号ソロを放つと、1死1塁から4番・中田選手が今日の試合2本目となる10号2ラン。シーソーゲームの様相を見せていた試合は次第に北海道日本ハムに傾き、7回終了時点で7対3と4点のリードを奪う。

その後は両チームとも無安打に終わり、試合は7対3で北海道日本ハムが勝利した。先発のメンドーサ投手が5回途中でマウンドを降りて以降、6人の中継ぎ投手を送り込んだが、打たれた安打は1本だけ。継投によって楽天打線の反撃を完璧に抑えた。

また、谷元投手は球団史上4人目の通算100ホールドに到達。「接戦で自分を使ってくれる監督・コーチ、いつも体のメンテナンスしてくれているトレーナーのみなさん、そして、応援してくれるファンのみなさんのおかげで、この記録を残せました。大台に乗ったのはうれしいのですが、これはまだ通過点だと思っています。これからも任せてもらった場面でしっかりと結果を残せるように頑張っていきます」と、これからに向けた抱負を語った。今後の活躍に期待していきたい。

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