オリックスが逆転勝利でカード勝ち越し。好救援の山田投手がうれしい2年ぶり白星

パ・リーグ インサイト

2018.8.11(土) 17:26

オリックス・バファローズ 山田修義投手(C)PLM
オリックス・バファローズ 山田修義投手(C)PLM

8月11日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと千葉ロッテのカード2戦目は、オリックスが終盤に4点を奪い、逆転勝利した。投手戦が予想された助っ人外国人対決だったが、終わってみれば序盤から激しく試合が動く展開となった。

1回裏、千葉ロッテ・ボルシンガー投手の初球を宮崎選手が左前へ運び安打とすると、続く西村選手も続き無死1,3塁と好機を演出。ここで中島選手がきっちり犠飛を放ち、オリックスが1点の先制に成功する。

しかし直後の2回表に千葉ロッテが反撃開始。先頭の角中選手がオリックス・ローチ投手の変化球を捉え、右翼席中段へ5号本塁打を叩き込みすぐさま同点に。さらに死球、失策が絡み1死2塁とし、8番・田村選手が左前へ適時打を放って千葉ロッテが2対1とリードを奪い返す。

逆転を許したオリックスだったが、直後の2回裏に制球に苦しむボルシンガー投手を攻め立てる。四球などで2死1,2塁の好機を作ると、1番・宮崎選手が左前へ適時二塁打を放ち、2対2と試合を振り出しに戻す。3回表には藤岡裕選手、中村選手の連打などで1死満塁の好機を迎えると、6番・鈴木選手が犠飛を放って3対2。今度は千葉ロッテがオリックスを突き放す。

ボルシンガー投手は3回以降、持ち味の打たせて取る投球でリズムを取り戻し、6回5安打2失点でマウンドを降りた。一方のオリックスも、2番手・山岡投手、3番手・山田投手が好投を見せ、千葉ロッテ打線を封印。1点差のまま終盤の攻防へと突入する。

再び試合が動いたのは8回裏だった。千葉ロッテの3番手・益田投手が崩れ、連続四球と死球などでオリックスは2死満塁の好機を迎える。ここで8番・安達選手が中堅手の頭上を越える走者一掃の適時打三塁打を放ち逆転に成功。さらに武田選手にも適時打が生まれ、6対3。この回一挙4得点で試合をひっくり返した。

3点リードで迎えた9回のマウンドには増井投手が上がり、3者凡退で無失点に抑える危なげない投球を披露。オリックスが鮮やかな逆転勝利でカード勝ち越しを決め、4位・千葉ロッテとのゲーム差を0.5に縮めた。

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