9月15日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと福岡ソフトバンクの第20回戦は、3対0で福岡ソフトバンクが4時間半超えの熱戦を制した。
福岡ソフトバンクの先発・大津亮介投手は初回に2死1、2塁のピンチを背負うが、好調のセデーニョ選手を三振に仕留め、無失点で立ち上がる。以降は3回から5イニング連続で3者凡退に抑える好投。8回裏は2死から2回以来の安打を浴びたが、危なげなく打ち取り、8回108球3安打1四球6奪三振無失点でマウンドを降りた。
打線は8回までに2度の満塁の好機をつくりながらも無得点と、相手先発・宮城大弥投手に苦戦。マチャド投手に代わった9回表も2死3塁の好機をつくったが、得点を奪えず。9回裏は、杉山一樹投手が2死2塁のピンチを無失点でしのぎ、試合は延長戦に突入した。
10回裏はヘルナンデス投手、11回裏は長谷川威展投手と尾形崇斗投手の細かい継投で無失点に。すると12回表、敵失と2四球で1死満塁の好機を得ると、栗原陵矢選手の適時打でついに均衡を破る。さらに、捕逸と山川穂高選手の適時打でこの回3点を奪った。12回裏は岩井俊介投手が3者凡退で締め、3対0で試合終了。
6連勝を飾った福岡ソフトバンクは、5番手・尾形崇斗投手が今季初勝利。打線では、栗原選手が決勝打を含む2安打の活躍を見せた。一方のオリックスは、宮城投手が8回121球4安打3四球9奪三振無失点の好投も、打線が再三の好機を生かせず。5連敗を喫した。
123456789101112 計
ソ 000000000003 3
オ 000000000000 0
ソ 大津亮介-杉山一樹‐ヘルナンデス‐長谷川威展‐○尾形崇斗‐S岩井俊介
オ 宮城大弥-マチャド‐ペルドモ‐吉田輝星‐●山田修義‐山岡泰輔
文・西嶋葵
関連リンク
・試合詳細/動画
・栗原陵矢 選手名鑑
・攻守のデータに見る、熾烈な最多勝争いの展望は?
・オリックス・比嘉幹貴が現役引退表明
記事提供: