8月9日、札幌ドームで行われた北海道日本ハムと東北楽天のカード最終戦は、投打で相手を圧倒した東北楽天が10対0で大勝。初回に手繰り寄せた流れを、最後まで北海道日本ハムに渡さなかった。

試合は終始東北楽天ペースだった。1回表、4番・今江選手が先制適時打を放つと、7番・ウィーラー選手も続いて初回から3得点。3回表には、ウィーラー選手が7号3ランを放って追加点を挙げ、北海道日本ハムの先発・堀投手を打ち崩した犬鷲打線が、序盤から6対0と大きなリードを握った。

東北楽天は5回表、今江選手に9号ソロでも追加点。打線に援護をもらった先発の藤平投手は6回まで無失点の好投を披露し、7対0と東北楽天リードのまま試合は終盤の攻防へ。

大きくリードしている東北楽天は終盤になっても攻撃の手を緩めず、西巻選手の適時打などでさらに3点を追加して10対0。8回裏から近藤投手が2イニングスを投げ、得点を許さずにゲームを締めた。

北海道日本ハムと東北楽天のカード最終戦は、10対0で東北楽天が大勝した。先発した藤平投手は7回125球、9奪三振無失点の好投で4月以来となる2勝目。9番の高卒ルーキー・西巻選手はプロ初打点を記録した。敗れた北海道日本ハムは先発した堀投手が5回7失点と炎上。打線も、東北楽天投手陣の前に3安打無得点と、なすすべなく完封負けを喫した。