9日の投手練習で志願のマウンドでの投球練習
福岡ソフトバンクは9日、先発投手陣が本拠地ヤフオクドームで練習を行い、ルーキー左腕の大竹耕太郎投手が、工藤公康監督や若田部健一投手コーチらが見守る中で異例のマウンドでの投球練習を行なった。
8月1日の埼玉西武戦で、育成出身として史上初となるプロ初登板初先発初勝利を挙げた大竹。先発予定だった8日の千葉ロッテ戦(ZOZOマリン)が雨のため中止となり、11日の日本ハム戦へスライドに。本拠地デビューを迎えることとなった。
9日の投手練習に参加した大竹は、外野でのキャッチボールを終えると、すぐさま本拠地のマウンドへ。通常、先発陣の練習ではブルペンで投球練習を行うが、「雰囲気をつかみたかったし、(初登板した)所沢とは傾斜も違うので」と、自ら志願してマウンドでの投球練習を行った。
ヤフオクドームのマウンドは、支配下に上がる前の7月14日、1軍のシート打撃練習で投げて以来となるが「感覚はつかめたので大丈夫です」と大竹。30球程度と球数は多くなかったが「先発になってからは(登板の)2日前は少なめにというのが一番しっくり来ています。投げたい気持ちはありますが、大学と違ってシーズンは長いので、少ない球数で感覚をつかんで、できるだけ強い球を投げるようにしています」と語った
熊本出身で「子どもの頃からよく見に来ていた」というヤフオクドーム。その憧れのマウンドで、プロ2度目の登板に挑む。
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