【試合戦評】最終戦での直接対決を制し、福岡ソフトバンクが交流戦3連覇を達成

パ・リーグ インサイト

2017.6.18(日) 00:00

5月30日から始まった「日本生命セ・パ交流戦」も今日が最終戦。勝ったほうが交流戦最高勝率を手にする、福岡ソフトバンクと広島の負けられない戦い。この大事な試合の先発マウンドに上がるのは、山田投手。前回登板は5回1失点で今季初勝利を挙げており、今日も自らの投球で試合を作り、チームの勝利に貢献したい。対する、広島の先発は中村祐投手だ。

交流戦最高勝率が懸かった緊張感のある試合は初回から動きだす。先頭の福田選手が内野安打で出塁すると、今宮選手の犠打で2塁に進塁。続く、柳田選手は打ち取られ、2死3塁となるも4番・松田選手が適時打を放ち、福岡ソフトバンクが幸先良く先制に成功。しかし、直後の1回裏に2死1,2塁からエルドレッド選手に中前適時打を許し、広島が同点に追い付く。

同点とされた福岡ソフトバンクだが、2回表にすぐさま得点を奪う。中村晃選手、高田選手が四球で出塁し、1死1,2塁の好機を演出。この場面で8番・甲斐選手が左前適時打を放ち、勝ち越しに成功。さらに、2死2,3塁から福田選手に中前2点適時打が飛び出し、この回、計3点を追加。4対1とリードを3点に広げる。

勝ち越しに成功した福岡ソフトバンクだが、直後の2回裏に田中選手に右前適時打を許し、すぐさま1点を返される。

福岡ソフトバンクは立ち上がりに2失点した山田投手が3回裏に1死から鈴木選手に四球を許したところで降板。代わってマウンドに上がった岡本投手が3回裏、4回裏とテンポの良い投球で広島打線を抑え、流れを引き寄せる。

すると、5回表に今宮選手が安打と盗塁で2死2塁の好機を演出。この場面で松田選手が左前適時打を放ち、1点を追加。5対2とし、試合を優位に進める。

福岡ソフトバンクは8回表にも追加点を挙げる。1死から上林選手が敵失と盗塁で1死2塁とすると、高田選手が適時三塁打を放ち、1点を追加。続く、甲斐選手がスクイズを成功させ、2得点で7対2と試合を決定づける。

投手陣も3回途中から小刻みな継投策を展開。岡本投手、飯田投手、五十嵐投手、嘉弥真投手、森投手と繋ぎ、最後は守護神・サファテ投手が2点を奪われるものの逃げ切りに成功。7対4でこの試合を制し、見事3年連続となる交流戦最高勝率を手にした。

交流戦3連覇を達成した福岡ソフトバンクは、現在パ・リーグ首位に立つ楽天とのゲーム差を1.5としている。6月23日から再開するパ・リーグ同士の戦いにこの勢いを持ち込めるか。そして首位奪取となるか、注目していきたい。

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