8月9日、京セラドーム大阪で行われるオリックスと埼玉西武のカード最終戦。8日の試合は、激しいオリックスの追い上げを振り切った埼玉西武が、接戦を制した。埼玉西武としては、このままの勢いでカード3連勝といきたい。
一方のオリックスは、打線の得点力は戻ってきただけに何としても一矢を報いたいところだ。それでは8日の試合を振り返りつつ、9日の試合の見どころを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
オリックス→4勝11敗1分、埼玉西武→11勝4敗1分
【オリックス】ディクソン投手 14試合、2勝5敗 74回、65奪三振、35失点 防御率4.14
【埼玉西武】今井投手 6試合、2勝2敗 30回、24奪三振、21失点 防御率5.70
オリックスの先発はディクソン投手だ。前回登板では6回1失点と好投したが、5四球、2暴投など本来の丁寧な投球とは言えなかった。9日の試合では、持ち味のナックルカーブを軸にしたテンポのいい投球を披露して、打線の援護を待ちたい。
対する埼玉西武は、今井投手を先発マウンドに送る。前回登板では低めのチェンジアップの制球が冴え、7回2失点(自責点1)でプロ2勝目を挙げた。9日の試合では威力抜群の速球だけでなく、チェンジアップをはじめとした変化球の完成度も試合を左右しそうだ。
オリックス打線では伏見選手に注目したい。7日の試合で2安打を放つと、続く8日の試合では3安打とさらに調子を上げている。また、埼玉西武戦に限れば打率も4割を超えるなど相性抜群。上り調子の男の一打で、チームを勢いづけてもらいたい。
埼玉西武打線では中村選手に注目だ。7日のカード初戦で1000打点を達成したホームランアーティストは、続く8日の試合でも適時二塁打と16号2ランを放って、早くも「1004打点」目を記録した。8月は7試合で5本塁打と、いよいよ量産ペースに入った様子。下位打線に座る中村選手が完全復活となれば、強力打線の破壊力はより確実なものになるだろう。
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