8月9日、札幌ドームで行われる北海道日本ハムと東北楽天のカード最終戦。8日の試合では、北海道日本ハムの投手陣が再三のピンチで粘り、僅差の投手戦を制した。このまま北海道日本ハムが連勝を飾るか、それとも東北楽天が連敗を阻止し、3連戦の成績を1勝1敗1分けの五分に持ち込むか。9日の試合の見どころを確認していきたい。
【今季対戦成績】
北海道日本ハム→7勝7敗1分、東北楽天→7勝7敗1分
【北海道日本ハム】堀投手 1試合、1勝0敗 5.1回、2奪三振、0失点 防御率0.00
【東北楽天】藤平投手 6試合、1勝3敗 30回、29奪三振、19失点 防御率5.10
北海道日本ハムの先発は堀投手。今季初先発となった7月28日のオリックス戦では5.1回を無失点という内容で、うれしいプロ初勝利をマークしている。高校時代からその才能を高く評価されてきた2016年のドラフト1位左腕は、9日の試合でも快投を披露し、プロ2年目にして早くも先発陣の一角に割って入る存在となれるか。
北海道日本ハムの打線では西川選手が8日の試合で初回先頭打者本塁打を放ち、チームに貴重な先制点をもたらしている。これで本塁打数を昨季に並ぶ自己最多タイの9本としたファイターズの切り込み隊長は、好調を持続させて自身初となる本塁打数を2桁に乗せることができるだろうか。
対する東北楽天の先発は藤平投手だ。今季は開幕ローテーションに入ったが、防御率5点台と不振に陥り5月半ばからは二軍調整を強いられていた。昨季は高卒新人ながら3勝を挙げて防御率2.28という好成績を収めた藤平投手にとって、5月13日以来となるマウンドは逆襲に向けた大きなチャンスに。かつて「高校ビッグ4」と謳われた逸材は、同い年の堀投手との投げ合いを制して復調を印象付けることができるだろうか。
東北楽天では高卒ルーキーの西巻選手がプロ初安打を含む2安打を放ち、スタメンに抜擢した首脳陣の期待に応える活躍を見せている。高校時代から守備力の高さがひときわ称賛を集めていた西巻選手だが、打撃面でも一軍の舞台で結果を残せたことは大きな自信になるはず。19歳の俊英にとっては大きなチャンスとなりそうなこの試合でも、引き続き一軍定着に向けてアピールを続けていきたいところだ。
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