千葉ロッテ井上が7月月間MVP受賞 豪雨被害の故郷思い「本当に広島にも届いたら」

Full-Count 佐藤直子

2018.8.8(水) 17:34

7月度「日本生命月間MVP賞」を受賞した千葉ロッテ・井上晴哉【写真:佐藤直子】
7月度「日本生命月間MVP賞」を受賞した千葉ロッテ・井上晴哉【写真:佐藤直子】

6月の角中に続き、球団史上38年ぶり2度目の2か月連続受賞

千葉ロッテの井上晴哉内野手が8日、7月度「日本生命月間MVP賞」を獲得した。初受賞した井上は「7月は僕の誕生月でもあり、(故郷)広島での被害もあり、獲れたのが一番うれしく、本当に広島にも届いたらいいなと思います」と喜んだ。千葉ロッテでは6月の角中勝也外野手に続く2か月連続月間MVP賞受賞者輩出で、これは1980年5月度のレロン・リー、6月度のレオン・リー以来2度目の快挙となった。

井上は7月にチームの全20試合に先発出場し、打率.400、28安打、7本塁打、23打点の活躍を見せた。18試合で出塁し、マルチヒットを8試合で記録した他、5本の先制打、3本の勝ち越し打、2本の同点打と勝負強さも披露。「井口監督の指導もあり、金森さん(打撃コーチ)の声もあり、雰囲気作りのために鳥越コーチに声を掛けてもらったり、本当にいろんな人に声を掛けていただきながら、毎日精神も肉体も充実させてプレーできたんじゃないかと思います」と、サポートしてくれる周囲に感謝。「本当に全ての数字が未知ということもあって、本当に全然構えることがまったくない。向かっていくだけですね」と力強く頷いた。

20試合のうち、5番打者として7試合、4番打者として13試合に出場。「本当に日本一になりたいですし、そのために今混戦状態で、本当に厳しい戦いもある。本当に勝つために何ができるか。4番として恥じない姿で、ちゃんと引っ張っていける4番打者になれるようにいきたいです」と、主砲としての自覚も見せる。

前日7日に19号ソロを放ち、20本塁打にあと1本。球団の幕張移転以来、日本人野手では初となる30本塁打も見えてきた。千葉ロッテでは2013年に井口資仁監督が23本塁打を記録して以来、日本人野手が20本に達していない。監督を現役時代より慕う井上は「本当にずっと背中を追っている状態なんで、本当に追いつけたらいいなと思います」と話した。

個人の数字を残そうと思ってプレーしているわけではない。大前提はチームの勝利であり、「本当に日本一になりたいです」という思いだ。そして7月は、西日本を襲った豪雨で大きな被害に遭った故郷・広島への思いもあった。「最初連絡取れなかったっていうのも大きいですし、本当にいい姿を見せられたらってパワーになりました」。自分を応援してくれる故郷のファンのためにも、試合で活躍することが何よりもの恩返しになる。

賞金30万円の使い道を聞かれると「使い道ですか!?」とひとしきり悩んだ後、「お米とか野菜とかもらえる方が…」と笑わせた。井口監督からは車を新調するようにアドバイスがあったと聞くと「ちょっと小さい車なんで…」と照れくさそうに笑ったが、やはり周囲のサポートがあってこその月間MVP。最後は「後輩とご飯に行きます」と感謝の気持ちをお裾分けする決意をしたようだ。

記事提供:Full-Count

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