救援に転向の石川を称賛「力をしっかり発揮してくれたのは大きい」
7日にZOZOマリンでの千葉ロッテ戦に3-2で勝利した福岡ソフトバンク。約2か月半ぶりに1軍マウンドに上がった先発の東浜巨が悪天候の中で4回を2失点に抑えた。左足に打球を受けるアクシデントもあったが、工藤公康監督は「2点を取られましたけど、本人も投げてホッとした部分はあるでしょう」と話した。
5月26日に右肩関節機能不全のため登録抹消されて以来の1軍復帰となった東浜は、2回に井上晴哉と角中勝也の連続ソロで2失点。3回2死から藤岡裕大の痛烈なピッチャー返しを左足に受けるアクシデントに遭いながらも、なんとか追加点を奪われずに凌いだ。指揮官は「ボールが当たってしまったところはありますけど、次回しっかり投げてくれれば。(怪我人が)どんどん帰ってくることでチームも盛り上がるし、乗っていきたいですね」と期待した。
5回からは、中継ぎに配置転換された石川柊太が登板。3回を無安打無失点に抑える好救援で、味方打線の勝ち越しにつないだ。工藤監督は「元々そこで力をつけて先発に回ってきた。あそこのポジションは、彼自身の力を一番発揮できる場所ではあった」と復調への期待を込めての救援起用であることを明かした上で、「こういうゲームで力をしっかり発揮してくれたのは大きいと思います」と快投を称えた。
接戦を制したチームは3位に浮上。8日は台風の影響で中止となったが、この勝利をきっかけに一気に借金完済を目指したい。
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