10年ぶりの達成コンビは現れるか。意外に難しい“30本塁打&100打点”のハードル

パ・リーグ インサイト

2018.8.6(月) 21:01

浅村栄斗選手(C)パーソル パ・リーグTV
浅村栄斗選手(C)パーソル パ・リーグTV

埼玉西武の3番・浅村栄斗選手は22本塁打、81打点。4番・山川穂高選手は28本塁打、81打点の成績を残し、打線の中心として首位を走るチームを引っ張っている。このままのペースでいくと、浅村選手が34本塁打・123打点、山川選手が43本塁打・123打点と、“30本塁打&100打点"の達成に期待が持てる。

しかし、直近の10年を遡って記録を見てみると、“30本塁打&100打点"というハードルは高い。最後に達成したコンビは2008年の元オリックス・カブレラ氏、T・ローズ氏の2人で、以降10年も達成者が出ていない、非常に難しい記録なのだ。

過去10年間で30本塁打&100打点をクリアした選手

●2008年
中村剛也(埼玉西武)46本/101打点
ローズ(オリックス)40本/118打点
カブレラ(オリックス)36本/104打点

●2009年
中村剛也(埼玉西武)48本/122打点
山崎武司(東北楽天)39本/107打点

●2011年
中村剛也(埼玉西武)48本/116打点

●2015年
中村剛也(埼玉西武)37本/124打点
中田翔(北海道日本ハム)30本/102打点

●2016年
メヒア(埼玉西武)35本/103打点

●2017年
デスパイネ(福岡ソフトバンク)35本/103打点

直近の10年で、“30本塁打&100打点"をクリアした選手を調べてみても、埼玉西武の中村剛也選手が4度(08年、09年、11年、15年)達成しているが、元オリックス・ローズ氏、元オリックス・カブレラ氏、元東北楽天・山崎武司氏、北海道日本ハム・中田翔選手、埼玉西武・メヒア選手、福岡ソフトバンク・デスパイネ選手は1度だけ。

強打が自慢の福岡ソフトバンク勢は“30本塁打&100打点"をクリアしていそうなイメージだが、この10年間では、柳田悠岐選手、松田宣浩選手、李大浩選手(14年~15年)、小久保裕紀氏(07年~12年)、多村仁志氏(07年~12年)など、達成できそうな選手が在籍していながら、いずれも未達成。

同一球団から、“30本塁打&100打点コンビ"を誕生させるのは、かなり難易度の高い記録だということが分かる。

埼玉西武の浅村選手、山川選手の3、4番コンビは、2008年の外国人大砲コンビ以来となる“30本塁打&100打点"を達成できるか。実現すれば優勝への好材となることは間違いない。

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