「日本生命セ・パ交流戦」巨人対福岡ソフトバンクの第2戦。先発は、巨人が今季初登板となる山口投手で、福岡ソフトバンクが石川投手だ。自身初となる東京ドームのマウンドで、石川投手がどのような投球を披露するかに注目。また、福岡ソフトバンク打線は昨日の試合で、巨人の菅野投手の前にわずか3安打1得点に抑え込まれた。今日は本来の破壊力を取り戻し、交流戦ですでに2勝を挙げている右腕を援護することができるか。

石川投手は、最速152キロの速球を軸にしながら切れ味抜群のスライダーとフォークを投げ分け、巨人打線を3回までわずか1安打に抑え込む抜群の立ち上がりを見せる。石川投手の好投を後押ししたい福岡ソフトバンク打線であったが、こちらも山口投手の前に3回まで無安打に終わり、序盤は両投手による引き締まった投手戦が展開される。

5回裏、石川投手は連打で2死1,2塁とこの試合初のピンチを背負うものの、9番・山口投手を外角149キロの直球で見逃し三振に打ち取り、巨人の得点機を凌ぎ切る。

依然として両投手の好投が光る中盤だったが、6回裏、石川投手は3番・坂本選手に甘く入った真ん中の直球を左翼席中段に運ばれ、2失点。なおも連打で2死1,3塁とされたものの、ここはマウンドを譲り受けた嘉弥真投手が代打・村田選手を打ち取り追加点は許さない。

しかし、8回裏にも坂本選手に8号ソロを浴び、点差を3点に広げられてしまう。巨人の投手陣を前に8回まで無安打と抑え込まれ、意地を見せたい福岡ソフトバンクであったが、巨人の守護神・カミネロ投手の前に9回表も無安打。まさかの継投による無安打無得点試合を献上する形で0対3で敗れてしまった。

昨日の試合に引き続き、巨人投手陣を前に打線が封じ込められた福岡ソフトバンク。次の試合に敗れると交流戦3連敗となってしまうだけに、打線に流れを変える一打を放つ選手が出ることを期待したい。明日の先発は巨人が内海投手、福岡ソフトバンクが中田投手。内海投手は昨季は対戦が無かったものの、2015年は福岡ソフトバンク打線が5得点を記録している相手だけに、打線が奮起し連敗を止めたいところだ。