7月24日、神宮球場で行われたマイナビオールスターゲーム2024の第2戦は、16対10でパシフィック・リーグが勝利した。
パ・リーグは2回表、先頭打者・辰己涼介選手(楽)の1号ソロ、周東佑京選手(ソ)の適時二塁打で2点を先制する。先発の有原航平投手(ソ)は、打者3人をわずか5球で抑える好投を披露。しかし、2回裏に登板した藤井聖投手(楽)が3連打で2死満塁のピンチを迎えると、坂倉将吾選手(広)に球宴では57年ぶり3人目となる満塁本塁打を浴び、逆転を許した。
2点ビハインドの3回表、2死1塁から佐藤都選手の適時二塁打で1点を返す。4回表には、源田壮亮選手(西)、周東選手、万波中正選手(日)の連打で無死満塁の好機を演出すると、続く近藤選手の適時打に敵失策が絡み、逆転に成功。続けて内野ゴロ、犠飛の間に2点を追加すると、佐藤都選手の適時三塁打でこの回一挙5点を挙げ、スコアは8対4に。
逃げ切りたいパ・リーグだが、4回裏に大津亮介投手(ソ)が内野ゴロの間に1点を失うと、5回裏から登板したマチャド投手(オ)が無死1塁から、代打・オースティン選手(デ)、村上宗隆選手(ヤ)に連続本塁打を浴び、試合は振り出しに。
それでも6回表、連打で無死満塁と勝ち越しの好機を迎えると、辰己選手、外崎修汰(西)選手の適時打で2点を奪う。さらに7回表には岡大海選手(ロ)に2試合連続のソロ本塁打、8回表には紅林弘太郎選手(オ)に1号2ランが生まれ、再びセ・リーグを突き放す。なおも4連打で2点を追加したパ・リーグは、今井達也投手が8回裏に度会隆輝選手(デ)、9回裏に細川成也選手(中)の適時打で2点を失うも、そのまま逃げ切り16対10で試合は終了した。
勝利したパ・リーグは球宴史上最多となる計28安打で16得点を記録。球宴史上最多タイの5安打をマークした佐藤都選手が球団では35年ぶりとなるMVP、同じく5安打をマークした近藤選手、先制本塁打を含む3安打2打点の辰己選手が敢闘選手賞を受賞した。なお敗れたセ・リーグは、満塁本塁打を放った坂倉選手が敢闘選手賞、マイナビドリーム賞を受賞している。
123456789 計
パ 021502141 16
セ 040130011 10
パ 有原航平-藤井聖‐大津亮介‐○マチャド‐鈴木昭汰‐松本裕樹‐今井達也
セ 吉村貢司郎-戸郷翔征‐床田寛樹‐大瀬良大地‐●高橋宏斗‐桐敷拓馬‐大西広樹‐マルティネス
文・薗田陽和
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