7月23日(火)、24日(水)に「マイナビオールスターゲーム2024」が開催される。今年は、どんな名場面が生まれ、セパどちらが勝利するのだろうか。今回は、過去3年の夢の競演を振り返っていく。
<マイナビオールスターゲーム2021>島内宏明が3安打3打点で大活躍! パ・リーグは1勝1敗
【第1戦 7月16日(金) メットライフドーム(現 ベルーナドーム)】
●パ 4 - 5セ○
【第2戦 7月17日(土) 楽天生命パーク宮城(現 楽天モバイルパーク宮城)】
○パ 4 - 3セ●
第1戦は、2回裏に吉田正尚選手(オリックス、現 レッドソックス)の安打とマーティン選手(千葉ロッテ)の四球で無死1、2塁の好機を演出。ここで山川穂高選手(埼玉西武、現 福岡ソフトバンク)の2点適時二塁打で先制に成功する。続く3回裏には、レアード選手(千葉ロッテ)に本塁打が生まれ、3点のリードを奪った。
しかし5回表、上沢直之投手(北海道日本ハム、現 レッドソックス)が2点を返されると、6回表には菊池涼介選手(広島)に逆転の2ランホームランを許し、1点を追う展開に。7回裏には、敵失策の間に1点を返し、試合を振り出しに戻すも、9回表に、益田直也投手(千葉ロッテ)が、押し出し四球で1点を献上し、4対5でパ・リーグが敗れた。
第2戦は2回表、先発・宮城大弥投手(オリックス)が佐藤輝明選手(阪神)の本塁打で1点の先制を許す。一方の打線は2回裏、杉本裕太郎選手(オリックス)の本塁打で同点に。さらに3回裏には、甲斐拓也選手(福岡ソフトバンク)の安打と荻野貴司選手(千葉ロッテ)の二塁打などで1死2、3塁の好機をつくると、島内宏明選手(東北楽天)の2点適時打で勝ち越しに成功。
8回表に、宋家豪投手(東北楽天)が同点とされるも、直後の8回裏、1死1塁から島内選手が適時二塁打を放ち、再び勝ち越す。4対3で迎えた最終9回表は、松井裕樹投手(東北楽天、現 パドレス)が3者凡退に抑え、パ・リーグが勝利を収めた。
【最優秀選手賞】
・第1戦:菊池涼介選手(広島)
・第2戦:島内宏明選手(東北楽天)
【敢闘選手賞】
・第1戦:近本光司選手(阪神)、山本由伸投手(オリックス、現 ドジャース)、山川穂高選手(埼玉西武、現福岡ソフトバンク)
・第2戦:杉本裕太郎選手(オリックス)、マルテ選手(阪神、現 エンゼルス)、佐藤輝明選手(阪神)
【マイナビ賞】
・第1戦:ー
・第2戦:佐藤輝明選手(阪神)
<マイナビオールスターゲーム2022>パ・リーグが2勝! 清宮幸太郎がサヨナラ本塁打で決める
【第1戦 7月26日(火) PayPayドーム(現 みずほPayPayドーム)】
○パ 3 - 2 セ●
【第2戦 7月27日(水) 松山・坊ちゃんスタジアム】
○パ 2 - 1 セ●
第1戦は初回、先発・大関友久投手(福岡ソフトバンク)が連打で無死2、3塁のピンチを招くと、3番・牧秀悟選手(横浜DeNA)の犠飛で先制を許す。続く2回表には、山岡泰輔投手(オリックス)がビシエド選手(中日)の本塁打で1点を失った。
2点を追うパ・リーグは2回裏、先頭・山川穂高選手(埼玉西武・現 福岡ソフトバンク)の本塁打で1点を返すと、6回裏には、2死満塁から宗佑磨選手(オリックス)が適時打を放ち、試合を振り出しに戻す。同点のまま迎えた9回裏、2死走者なしから、清宮幸太郎選手(北海道日本ハム)に本塁打が飛び出し、3対2でサヨナラ勝利。なお、9回表を3者凡退で抑えた松井裕樹投手(東北楽天、現 パドレス)が勝利投手となっている。
第2戦は初回、佐々木朗希投手(千葉ロッテ)が3連打で1死満塁のピンチを招くと、佐藤輝明選手(阪神)の犠飛で1失点。しかし直後の2回表、1死2、3塁から松川虎生選手(千葉ロッテ)の適時二塁打ですぐさま同点とした。
その後、打線は5回表まで3者凡退に打ち取られるも、6回表、柳田悠岐選手(福岡ソフトバンク)の本塁打で勝ち越しに成功。6回裏からは、水上由伸投手(埼玉西武)、岸孝之投手(東北楽天)、伊藤大海投手(北海道日本ハム)が無失点でつなぐ。2対1で迎えた最終9回裏は、モイネロ投手(福岡ソフトバンク)、松井投手、益田直也投手(千葉ロッテ)が無失点に抑えて試合終了。パ・リーグが2連勝を収めた。
【最優秀選手賞】
・第1戦:清宮幸太郎選手(北海道日本ハム)
・第2戦:柳田悠岐選手(福岡ソフトバンク)
【敢闘選手賞】
・第1戦:山川穂高選手(埼玉西武、現 福岡ソフトバンク)、ビシエド選手(中日)、宗佑磨選手(オリックス)
・第2戦:松川虎生選手(千葉ロッテ)、大野雄大投手(中日)、村上宗隆選手(東京ヤクルト)
【マイナビ賞】
・第1戦:山川穂高(埼玉西武、現 福岡ソフトバンク)
・第2戦:村上宗隆選手(東京ヤクルト)
<マイナビオールスターゲーム2023>パ・リーグが2年連続で2勝! 万波中正は2試合連続弾
【第1戦 7月19日(水) バンテリンドーム】
●セ 1 - 8 パ○
【第2戦 7月20日(木) マツダスタジアム】
●セ 1 - 6 パ○
第1戦は佐々木朗希投手(千葉ロッテ)と村上頌樹投手(阪神)の投げ合いでプレイボール。パ・リーグは初回、無死1、2塁から松本剛選手(北海道日本ハム)、柳田悠岐選手(福岡ソフトバンク)の連続適時打で2点を挙げると、なおも1死1、3塁の好機で栗原陵矢選手(福岡ソフトバンク)に適時打が生まれる。その後、ゴロの間にも1点を追加し、初回から4点のリードを奪った。
3回表には、柳田選手の本塁打で1点を追加すると、続く6回表は、頓宮裕真選手(オリックス)の犠飛と源田壮亮選手(埼玉西武)の適時二塁打で2点を挙げ、スコアを7対0とする。さらに7回表、万波中正選手(北海道日本ハム)に本塁打が飛び出すと、7回裏は田中正義投手(北海道日本ハム)、8回裏は加藤貴之投手(北海道日本ハム)が無失点でつなぐ。7対0のまま迎えた最終9回裏も、加藤貴投手が3者凡退に抑えて試合を締めた。
続く第2戦は2回表、柳田選手と紅林弘太郎選手(オリックス)の連打などで1死1、3塁の好機をつくると、若月健矢選手(オリックス)の犠飛で1点を先制する。4回表には、万波選手の2試合連続となる本塁打で1点を追加。なおも1死1、3塁から、ゴロの間に1点を奪い、リードを3点に広げた。
5回裏に、津森宥紀投手(福岡ソフトバンク)が1点を失うも、7回表には栗原選手の犠飛で1点を追加。さらに8回表、2死1、2塁の好機からマルティネス選手(北海道日本ハム)が2点適時三塁打を放つと、以降は平良海馬投手(埼玉西武)が2イニングを無失点に抑えて試合終了。パ・リーグが2年連続で2勝をマークした。
【最優秀選手賞】
・第1戦:柳田悠岐選手(福岡ソフトバンク)
・第2戦:万波中正選手(北海道日本ハム)
【敢闘選手賞】
・第1戦:近藤健介選手(福岡ソフトバンク)、万波中正選手(北海道日本ハム)、宮﨑敏郎選手(横浜DeNA)
・第2戦:山下舜平大投手(オリックス)、マルティネス選手(北海道日本ハム)、岡本和真選手(巨人)
【マイナビドリーム賞】
・第1戦:柳田悠岐選手(福岡ソフトバンク)
・第2戦:万波中正選手(北海道日本ハム)
2021年第2戦からパ・リーグが5連勝中! 今年の「マイナビオールスターゲーム2024」
「マイナビオールスターゲーム2024」は以下日程で開催予定だ。
・第1戦:7月23日(火)18時30分〜 エスコンフィールド
・第2戦:7月24日(水)18時30分〜 神宮球場
気になる出場選手だが、ファン投票では北海道日本ハムから9選手が選出されており、なかでも万波中正選手(北海道日本ハム)は、両リーグトップの130万票以上を獲得。また、初選出の田宮裕涼選手(北海道日本ハム)と郡司裕也選手(北海道日本ハム)も、ともに100万票を超える票を獲得するなど、ファンから大きな期待が寄せられている。
2021年の第2戦から5連勝をマークしているパ・リーグ。普段は敵同士の選手たちがチームの垣根を超え、一致団結して繰り広げる熱い戦いから目が離せない。
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