やっぱりこの右腕は凄かった。好調楽天を完璧に抑え込み、連勝で2カードぶりのカード勝ち越し

パ・リーグ インサイト

2018.8.4(土) 20:35

千葉ロッテマリーンズ・ボルシンガー投手(C)PLM
千葉ロッテマリーンズ・ボルシンガー投手(C)PLM

8月4日、楽天生命パーク宮城で行われた東北楽天と千葉ロッテのカード2戦目は、中盤に試合を動かし、勝ち頭がきっちりと反撃を封じる理想的な試合運びを見せた千葉ロッテが勝利した。

両軍の勝ち頭同士の対決となったこの日の試合。東北楽天の先発・岸投手は3回に3者連続三振を奪うなど、3回まで被安打1、4奪三振、無失点の好投。対する千葉ロッテの先発・ボルシンガー投手は対照的に、打たせて取る投球で被安打1、無失点。大方の予想通り、上々の立ち上がりで序盤を終了する。

しかし、展開はガラッと一変し、中盤に試合が大きく動く。4回表に1番・伊志嶺選手、2番・藤岡裕選手の連打で好機を迎え、4番・井上選手の適時打で1点を先取。続く5回表には、死球で1塁に走者を置き、2番・藤岡裕選手が岸投手の投じた初球の変化球をうまく捉え、右翼席に飛び込む5号2ランを放つ。これでスコアは3対0となり、千葉ロッテが中盤に主導権を握る。

援護を受けたボルシンガー投手のスタイルは変わらず、中盤以降も打たせて取る投球で支配。動く球でゴロを打たせ、7回までの21個のアウトのうち13個がゴロアウトと危なげない投球で反撃を退ける。

8回のマウンドにも上がったボルシンガー投手は、先頭の今江選手の出塁を許したものの、後続を仕留めて8回も無失点。9回のマウンドには益田投手が上がり、反撃を封じて逃げ切り勝利。千葉ロッテが完封リレーで連勝を飾り、2カードぶりの勝ち越しを決めた。

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