8月1日、メットライフドームで行われた埼玉西武と福岡ソフトバンクの一戦は、14対6で福岡ソフトバンクが大勝。先発した大竹耕太郎投手が「育成ドラフト出身のルーキーとしては史上初」となる、プロ初登板初先発でプロ初勝利を手にした。
二軍で22試合に登板して8勝0敗、防御率1.87と圧倒的なピッチングを披露していた大竹投手は、期限間際の7月29日に支配下登録を勝ち取る。それからわずか数日で一軍登板、しかも首位相手の先発に抜擢され、この日メットライフドームのマウンドに立つことに。緊張もあってか、初回はいきなり4番の山川選手に2ランを浴びてしまう立ち上がりとなった。
しかし、そこからすぐに立ち直り、2回以降は強力打線を相手に無失点ピッチングを続けていく。8回103球を投げて5安打6奪三振2失点と、二軍で残した抜群の成績が本物であったことを示してみせた。
打線も計14得点を奪う猛攻を見せてルーキーを大きく後押しし、大竹投手はデビュー戦で見事にプロ入り初勝利。23歳のルーキー左腕は、ホークスの新たな「育成の星」となれるか。これからのピッチングには、さらに大きな注目が集まりそうだ。
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