終盤の連打で逆転。銀次の殊勲打で、楽天が接戦を制す

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2018.7.31(火) 22:17

東北楽天ゴールデンイーグルス・茂木栄五郎選手(C)PLM
東北楽天ゴールデンイーグルス・茂木栄五郎選手(C)PLM

7月31日、京セラドーム大阪で行われたオリックスと東北楽天のカード初戦は、土壇場で試合をひっくり返した東北楽天が、オリックスに6対4で勝利した。

まず攻勢に出たのは東北楽天だった。2回表、2死2,3塁から2番・茂木選手が「久しぶりにタイムリーを打つことができました」との言葉通り、304打席ぶりの適時打を放ち、2点を先制する。

早い段階で援護を受けた東北楽天の先発・則本投手は、150キロ前後の直球とフォーク、スライダーなどを交え、オリックス打線に得点を許さない。一方、オリックスの先発・金子千尋投手は、何度も得点圏に走者を背負う苦しい投球だったが、追加点は許さない粘りの投球。試合中盤は両エースによって、スコアボードに0が並べられた。

5回裏から、オリックス打線が反撃に出る。2死から8番・安達選手の安打と代打・宮崎選手の死球で1,2塁とすると、1番・大城選手の適時打で1点差。そして続く6回裏、1死から4番・吉田正選手と伏見選手の連打で2,3塁とすると、2死から7番・西野選手の走者一掃の適時三塁打で逆転する。8番・安達選手も適時二塁打で続き、4対2とリードを2点に広げた。

このまま逃げ切りたいオリックスは、2点リードの8回表に吉田一投手を投入。しかし、ここから東北楽天打線が粘りを見せた。連打で無死1,3塁とすると、茂木選手の今日3打点目となる適時打で1点差に迫り、満塁から押し出し死球で同点に追い付く。そしてさらに、銀次選手に値千金の勝ち越し適時二塁打が飛び出して逆転。一挙4得点の猛攻で、6対4と一気に試合をひっくり返した。

リードを奪い返した東北楽天は、勝利の方程式を投入。8回裏は青山投手が得点圏に走者を背負いつつも無得点に抑えると、9回裏はハーマン投手が締めて試合終了。2度の勝ち越しに成功し、リードをきっちり守り切った東北楽天が、4時間を超える熱戦を6対4で制した。

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