7月31日、釧路市民球場で行われた北海道日本ハムと千葉ロッテのカード初戦は、14対1で北海道日本ハムが文句なしの大勝。千葉ロッテの先発は石川投手だったが、北海道日本ハム打線が初回から驚異的な猛攻を披露し、釧路に駆け付けたファンに報いる快勝を演じた。
試合は初回から激しい動きを見せた。1回裏、北海道日本ハムが1・2番の連打で無死1,2塁と絶好機を作ると、まずは1死から4番の中田選手が先制適時打。1死満塁からアルシア選手も走者一掃の3点適時二塁打を放ち、リードを早くも4点に広げた。
その後も北海道日本ハムは攻撃の手を緩めない。中島卓選手、松本選手、近藤選手、中田選手に適時打が飛び出して、初回から大量10得点。千葉ロッテの先発・石川投手を0.2回でノックアウトし、早々と試合の大勢を決定づけた。
3回裏にも中田選手の適時打に敵失が絡んで3点を追加すると、8回裏にはレアード選手のソロでさらに1得点。計18安打14得点と、打線が大爆発を見せる試合となった。
大量援護を受けた北海道日本ハム先発・有原投手は、気を抜くことなく落ち着いたピッチングで千葉ロッテ打線を無得点に抑えていく。7回に招いた2死1,2塁のピンチでは古巣対決の岡選手を三振に斬って取って無失点で切り抜け、8回無失点と見事なピッチングを披露。9回に2番手の白村投手が1点を失ったものの、最後は連続三振で試合を締めくくった。
北海道日本ハムと千葉ロッテのカード初戦は、14対1で北海道日本ハムが文句なしの大勝。有原投手は8回111球、4安打無失点という素晴らしい投球で、打線が初回に挙げた大量リードを余裕をもって守り抜いた。敗れた千葉ロッテは先発の石川投手が1回持たず10失点と大乱調で、2年ぶり2桁勝利はまたもお預け。打線も6安打1得点とほぼ無抵抗のまま、3連敗を喫した。
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