5月16日、ドジャース移籍後初となる大谷翔平選手のボブルヘッド人形が来場者特典として配られた。この日のチケットは完売、配られたボブルヘッド人形は、現地アメリカのサイトで高いもので5,000ドルの値がつくなど、大変な盛り上がりを見せた。
今回は、ドジャー・スタジアムで開催される、日本の野球場ではあまり見ることのできないショーや、入場者特典について紹介したいと思う。
大谷翔平&山本由伸の姿も…… 試合後の夜空を彩るドローンショー
まず、ドジャースでは、毎週金曜日の試合後に花火やドローンショーを行っている。
特にドローンショーは、日本ではあまりなじみがないかもしれない。整列していたドローンたちが一斉に動き出し、バットを持った左打ちの選手の姿をかたどる。そう、大谷選手のバッティングフォームだ。同じように、ドローンでかたどられたボールが飛んできて、それを打ち返すという演出や、山本由伸投手の投球フォームが映されるなど、クオリティの高いパフォーマンスを楽しめる。
そして、このイベントが行われるとき、希望者はグラウンドに降りられるというのもおすすめポイント。通常のドジャー・スタジアムでは、特別なパスを持っている人や球場ツアーなどの参加者でないと、グラウンドに入ることができない。ドジャー・スタジアムは天然芝がとてもきれいな球場なので、グラウンドに降りてアメリカの野球場を感じたい方には狙い目のイベントだ。
来場者プレゼントには封入率4%のレアグッズも
また、来場者特典も“遊び心”がある。
今回、盛り上がりを見せた大谷選手のボブルヘッド人形は、全部で40,000個配布された。もちろん、メインはホームユニフォーム姿の大谷選手だが、実はその中に、ビジターユニフォームバージョンが1,700個含まれていた。封入率はわずか4%とレア度が高く、ファンにはたまらない希少グッズとなった。
ただ配るというだけでなく、くじ引きのように運試し感覚で楽しめるところもおもしろい。6月13日には、山本投手のMLB移籍後初となるボブルヘッド人形も配布予定。さらにその日は、山本投手のファンのなかから始球式に挑戦したい人も募集しているので注目だ。
ドジャースでは、ボブルヘッド人形のほかに、ユニフォーム、帽子、ブランケットなどが入場特典として配布される。欲しいグッズが配布される日を狙ってチケットを購入してみてはいかがだろうか。
試合前には、日本人のスタッフが日本語で球場内を案内するツアーなども実施されている。スタジアムに訪れる際は、ぜひプレー以外のイベントもチェックしてみてほしい。
文・鈴木優
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