甲斐も称賛「成果を出してくれた」、3打点の内川には「さすがだと思う」
■福岡ソフトバンク 4-0 東北楽天(29日・ヤフオクドーム)
29日、福岡ソフトバンクの武田翔太が東北楽天打線を完封。打っては3番の内川聖一が3打点を挙げて4-0で快勝し、1日で勝率を5割に戻した。
中田賢一のウイルス性胃腸炎に伴い、急遽先発を任せる形になった武田翔太が今季3度目の完封勝ち。試合後の工藤公康監督は「バッターに対して逃げずに向かっていって、どんどんストライクを取れたところが一番いいところじゃないかなと思います。僕の目から見た感じでは精神的なところが大きかったと思います」と武田の攻める姿勢を称賛した。
2か月半ぶりの白星となったが、今季の3勝はすべて完封。「今までは考えすぎちゃったところがあったので、それよりはバッターに向かっていく、ストライクで勝負していく、そういうところがこの結果につながったと思います。これからもバッターに向かっていくという気持ちを常に忘れないようにやっていってほしい」と工藤監督は話す。
さらに「リリーフを休ませられたことも大きい」と、武田が一人で投げ切ったことに感謝しつつ、バッテリーを組んだ甲斐拓也についても「いいリードをしてくれた。気持ちを強くもたないと同じ球を続けることができない。自分なりにどう攻めていくかを考えて、その成果を出してくれたと思います」と武田と同様にその働きぶりを称えた。
打のヒーロー内川については「先制打は2アウトからよく打ってくれた。2本目も3-2というカウントからしっかりヒットでつなげてくれたところはさすがだと思います。守備でもいいプレーが続いているし、その辺の集中力は本当によくやってくれていると思います」と語った。
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