武田は今季3勝目で、すべて完封勝利
■福岡ソフトバンク 4-0 東北楽天(29日・ヤフオクドーム)
福岡ソフトバンクが1日で借金生活から脱出した。28日、本拠地ヤフオクドームで行われた東北楽天戦。ウイルス性胃腸炎を患った中田賢一投手に代わって急遽先発することになった武田翔太投手が、9回まで好調な東北楽天打線を3安打無失点に封じる好投を見せた。打線は3番の内川が先制、中押し打を放つ活躍を見せてチームは快勝した。
前日に急遽先発が決まった武田がチームの救世主になった。中田の先発回避によって先発した右腕は東北楽天打線を完璧にねじ伏せた。許した安打は散発の3安打。二塁すら踏ませぬ圧巻の、危なげのない投球で9回を投げ抜いた。武田は今季3勝目。挙げた3勝は全て完封勝利となった。
打線は3回に内川が左翼線への適時二塁打を放って先制すると、5回には1死満塁で再び内川が三遊間を破る2点適時打、さらに中村晃も中前適時打を放ちリードを広げた。前日の敗戦で借金1となっていた福岡ソフトバンクだが、1日で借金生活を脱出。勝率を5割に戻した。
東北楽天は連勝が4でストップ。先発の辛島が3回に先制点を奪われ、5回にも3失点。5回途中でマウンドを降りた。打線も福岡ソフトバンク先発の武田の前に散発3安打に終わり、ゼロ行進。平石洋介監督代行が指揮を執るようになってから、初めて1点も奪えずに完封負けを食らった。
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