背番号は「56」、栗山監督は「勝つために来てもらっている」
千葉ロッテから北海道日本ハムにトレード移籍した藤岡貴裕投手が27日、札幌ドームで入団会見に臨んだ。背番号は「56」に決まった。
開口一番、藤岡が北海道日本ハムへの好印象を口にした。「すごくいい球団だと思っていました。みんな楽しそうで、やりやすそうなチーム。ファイターズの力になれるように一生懸命がんばりたい」と笑顔を見せた。
25日夜に球団から電話でトレードの連絡を受け、26日午前10時に球団事務所で通告された。「電話では球団名を言われなかったので、どの球団なんだろうと考えて眠れなかったです。パ・リーグのチームはないのかなと思っていたので、まさかとびっくりしました」と舞台裏を明かした。
昨季は10試合の登板にとどまり、今季は1軍登板なし。それでも優勝争いを続けるチームから必要とされ、意気に感じている。「今シーズンは1軍に上がれず、こういう形で新たにチャンスをもらったので、ファイタイーズの力になりたい気持ちになりました。優勝争いをしているチームは楽しみ。ただ、そこに入ってしっかり投げないと意味がないので、しっかり準備したいです」と力を込めた。
東洋大時代から注目していたという栗山英樹監督の期待は大きい。「かなり前からいろんな話をしていた。それだけの素材なので。先発も短い(イニング)のもできる幅広さがあるし、何年もローテーションを守る力を持っていると信じている」と語った。起用法については、実際に投球を見てから決めるという。
手薄だった左腕の補強に成功した指揮官は「そんなに時間はない。すぐに準備してもらわないと。勝つために来てもらっているので」と話した。藤岡も「先発も中継ぎもできるのは強み。どんな形であれ、優勝に貢献したい」と意気込んだ。
記事提供: