松田宣浩が殊勲打。福岡ソフトバンクがサヨナラ勝利で3位浮上

パ・リーグ インサイト

2018.7.26(木) 21:57

福岡ソフトバンクホークス・上林誠知選手(C)PLM
福岡ソフトバンクホークス・上林誠知選手(C)PLM

7月26日、ヤフオクドームで行われた4位・福岡ソフトバンクと3位・千葉ロッテの一戦は、上林選手の一発で流れを変えた福岡ソフトバンクが、延長10回裏に劇的なサヨナラ勝利を収めた。

福岡ソフトバンクの先発・石川投手は、パワーカーブを駆使して5回まで3安打無失点に抑える好投。一方千葉ロッテの先発・二木投手も5回まで毎回三振を奪うキレのある投球で2安打無失点。両先発が好投し、試合前半は静かな投手戦が展開された。

試合が動いたのは6回表、千葉ロッテの攻撃。2番・藤岡裕選手が安打、続く中村選手が死球で好機を作ると、井上選手が適時二塁打を放って先制に成功。そしてさらに角中選手、福浦選手にも適時打が飛び出し、鈴木選手の犠飛でも追加点を挙げた千葉ロッテが、この回一挙4得点を挙げ、試合中盤で大きなリードを握った。

援護をもらった先発の二木投手は、藤岡裕選手の好守にも助けられ、7回まで無失点に抑える好投を披露。一方の福岡ソフトバンクは7回・五十嵐投手、8回・高橋礼投手の継投で千葉ロッテ打線の追加点を許さず、打線の反撃を待つ。

すると8回裏に打線が奮起。2死から今宮選手、上林選手、牧原選手の3連打で1点を返す。なおも2死満塁の好機を作ったが、ここは千葉ロッテ・益田投手の前に倒れて1点止まりに終わった。

千葉ロッテは9回表に2死1,2塁から井上選手が適時打を放って、さらに1点を追加。4点リードを保ち9回裏には内投手が登板するが、ここで福岡ソフトバンク打線が意地を見せる。代打・西田選手が適時二塁打を放って1点を返すと、2死2,3塁と一発出れば同点の場面で、上林選手が値千金の15号3ラン。福岡ソフトバンクが土壇場で4点差を追い付き、試合は延長戦へ突入した。

試合を振り出しに戻した福岡ソフトバンクは、5番手・森投手が10回表を無失点で終えて迎えた10回裏。福田選手が四球、内川選手が安打でつなぎ1死1,3塁の好機を演出し、続く中村選手は申告敬遠で満塁となる。

そして一打サヨナラの場面で打席に入った松田選手が、外角低めの球を捉えサヨナラの適時打。福岡ソフトバンクと千葉ロッテのカード最終戦は、松田選手に殊勲打が飛び出した福岡ソフトバンクが、6対5で劇的なサヨナラ勝利を飾った。

敗れた千葉ロッテは守護神の内投手がまさかの4失点を喫する。10回裏に登板した5番手の大谷投手も精彩を欠き、一時4点をリードしていた試合でまさかの逆転負け。4位転落となった。

記事提供:

パ・リーグ インサイト

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE